APIを使って他のツールとNotionを連携
NotionのAPIで何ができるのか、そしてチームがワークフローをカスタマイズするために、どのように連携していくのかを紹介します。
- APIの基礎知識
- NotionのAPIを使ってみよう
- Zapierを使った連携
- Typeformを使った連携
誰もが思い描いたソフトウェアを自由自在に組み立てることができれば、世界はより多くを実現できると私たちは信じています。Notionのミッションは、そんな世界をユビキタスな現実にすることです。
パブリック・ベータ版として公開されているAPIを利用することで、Notionをさらにカスタマイズすることができます。また、チームや開発者は、日頃使っているツールやワークフローに、Notionを連携することができます。つまりNotionユーザーは課題を解決するための機能を、APIを使って作ることができるのです。
なお、現在のAPIは、今後追加されるであろう機能の基盤となるものです。これから、NotionのAPIはどんどん進化していくなか、Zapier、Typeform、Automate.ioのチームは、アプリ内の情報をNotionに集約するための機能をすでに構築しています。
APIで構築を開始するには、こちらのページをご覧ください。
APIの基礎知識
APIを使って、開発者は他のソフトウェアをNotionと繋げたり、Notion内のワークフローを自動化したりできます。
例えば、営業チームがSalesforceとNotionを連携させると、Salesforce上で契約が結ばれるたびにNotionのデータベースでも自動追加され、Notion上で(Salesforceを使っていないチームと)部門の枠を超えて、アカウントを管理することができます。エンジニアチームの場合は、JiraとNotionを繋げ、バグのチケットをデータベースに取り込むことで、チームの全メンバーが作業内容を確認できます。
異なるツールを連携すれば、サイロ化された情報をNotionに集約し、チーム間でより効果的な作業ができます。
また、APIをアクセスしやすくすれば、全Notionユーザーが利用できるようになるのです。
APIは、Notion内にあるデータベース、ページ、コンテンツを繋げ、自動化された相互作用を作り出し、エンドポイントにします。つまり、APIによって他ツール(例えばアプリ)と連携されたNotionが、情報を収集・整理する場所になるのです。これにより、自動化されたワークフローを構築。
以下は、APIでできるハイレベルなことです。
データベースについて - データベースは、Notionで情報を保存する上で核となります。APIを利用すると、特定のデータベースを引き出したり、プロパティに基づいて特定のデータベースのリストを検索できたりできます。他にもデータベース内のすべてのリストを取得することも可能です。
ページとブロックについて - ブロック はNotion のページを構成し、ニーズに応じてページをカスタマイズすることができます。そして、APIは、データベースや別ページ内に新しいページを作成したり、ページのプロパティを設定したり、特定のリクエストに基づいてページのプロパティを取得したりすることができます。また、これらのページに新しいブロックを作成したり、ページからすべてのブロックを引き出すことも可能です。
ワークスペースにいるメンバーについて - チームにとって、管理者、メンバー、ゲストがワークスペース内にいることは透明性を高めます。そこで、NotionのAPI を使用し、すべてのワークスペースにいるユーザー一覧を手に入れましょう。また、SCIMを利用して、プログラムごとに、ワークスペースからメンバーを抜粋することをお勧めします。
連携による具体的な構築・利用方法については、こちらをご覧ください。
NotionのAPIを使ってみよう
NotionのAPIを使ってどんなことができるのでしょうか? 当社のパートナーは、すでに独自の連携やワークフローを構築しており、アプリ内に溜めた情報をNotionにまとめています。なお、これらはパブリックベータ版のAPIを使用して構築されたものであり、APIの進化に伴い変更される可能性があることをご了承ください。
Zapierを使った連携
Zapierを使えば、Slack、Jira、Salesforceなどのアプリの情報をNotionに移行できます。
Zapierを使用すると、Notionをチームの情報のハブとして定着させることができます。新規の営業案件、広告指標、サイトの分析結果などをNotionで一元管理すれば、わざわざ手を動かして、情報をコピペする必要がなくなります。
まずはこちらをご覧ください。
Typeformを使った連携
Typeformは、オンラインフォームやアンケートの作成をしてくれるツールです。連携すれば、Typeformで得たアンケート結果をNotionにリアルタイムで集約し、チーム内で簡単に共有でき、きちんとした分析が可能となります。
Typeformの統合についてはこちらをご覧ください。
Automate.ioを使ったワークフローの構築
Automate.ioは、ワークフローの自動化とプラットフォームの連携を簡単にしてくれるWebサービスです。もちろんNotionとも繋げてくれます。Automate.ioを使うことで、Notionは200以上のクラウドアプリと連携できます。JiraにあるチケットをNotionに自動同期したり、Notionに新しい情報が追記されればSlackで通知したりする。これらのことが、コーディングなしでできます。
ベータ版をリリースしている期間、私たちNotionは、みなさまの声を聞きたいと思っています。どんなシーンで、連携したいですか? どんなアプリとNotionを連携したいですか? 要望をこちらのTwitterに寄せてください。