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20210705のTopics

#50 Substack

SubstackやNotionも投げ銭もらえるようになってほしいです。どうも@nobu_meiです。昨日のメルマガChainlink[LINK] を題材に「オラクル問題」について取り上げましたが、補足的に追加情報です

オラクル問題とデジタル選挙

DIDの課題, 投票ブースの役割とオラクル問題:インターネット選挙とレシートフリー | by Shin'ichiro Matsuo | Medium

界隈の有識者であられる松尾先生がオラクル問題の解決の難しさについて、デジタル選挙の失敗事例を用いて説明してくれています。

「ブロックチェーンはコピー禁止の技術」なので、不正投票が無くなるとして選挙の時期が来るとデジタル選挙への導入はまだかという投稿が増えたりしますが、ブロックチェーンに書き込む前のオラクル問題をどのように解決するかの部分に課題が残るという話です

選挙の投票は、投票者が買収や脅迫がされないような形式で投票可能なオペレーションを構築する必要があり、これをレシートフリー(無証拠性)と呼びます。オンライン投票ができるようになってもPCの前で脅されながら投票させられてしまい、投票結果がブロックチェーンに載ってしまったら改ざんできなくて詰むよね?って話です

ブロックチェーン先進国とされるエストニアの選挙事例としては、一度意図しない投票をさせられたとしても最後は**「投票日に投票ブースを使った物理的投票で上書きしても良い」**ルールを設けることでこの脅迫するインセンティブを低減しています。選挙期間は2-3週間あるものなので、その期間ずっと複数の人間を恐喝し続けるのは不可能です。デジタル先進国であるエストニアですら、物理的な投票ブースを用意しレシートフリーを実現せざるを得ずブロックチェーン技術だけでは解決できない問題であることがわかります

日本ではこのエストニア方式の選挙方式がxID社の事例を皮切りに導入されていく兆しを感じます。代表の日下氏はエストニアのデジタル経済圏について大変深い知見をお持ちの方です

xID、茨城県立並木中等教育学校の生徒会選挙におけるインターネット投票導入に参加、xIDアプリを提供へ。