〜東京−シンガポールの国境を越えたオフィス実現へ〜

2022年6月8日 即時情報解禁

概要

2つの空間をつなぐ次世代遠隔コミュニケーションサービスを開発するtonari株式会社(本社:東京都渋谷区、代表:タージ キャンベル、川口 良、以下tonari)は、プレシリーズAラウンドにてリアルテックホールディングス株式会社(所在地:東京都墨田区、代表:丸幸弘、永田 暁彦)が運営するリアルテックファンドとOne Capital(本社:東京都港区、代表取締役CEO/General Partner:浅田慎二)を引受先とする4.5億円の資金調達を実施しました。量産体制の強化、組織拡大と国内外の認知拡大に取り組みます。

株式会社フロンティアコンサルティングに導入されているtonari

株式会社フロンティアコンサルティングに導入されているtonari

社会背景】

パンデミックの収束に伴い、世界の企業は「働き方」の模索を続けています。*米国の調査(注1)では、テレワークからオフィス勤務を強制された場合、労働者の7割近くが転職を検討すると回答したことが明らかになりました。総務省の『通信利用動向調査』(注2)によると、2021年8月の調査でテレワークの導入企業が5割を超え、日本でもポスト・コロナに向けた多様で柔軟な働き方に対応することが求められています。実際に、2020年11月の『働き方に関する調査』(注3)*では、「テレワークのみ」より「テレワークと出勤の組み合わせ」が、従業員の「職場」に対する意識がポジティブに作用するという結果が出ています。

また、*働く女性の5割近くが、育児と仕事の両立が大変であることを理由に第一子出産を機にに離職(注4)*をしており、社会にとっても大きな機会損失になっています。今年4月には、育児・介護休業法改正が施行され、男女平等の育児と仕事の両立の実現に向けた環境作りが急務です。チームワークや企業文化の醸成、従業員のワークライフバランス、そして家庭にも環境にもやさしい「オフィス」とは何か。tonariは企業と一緒に新しい時代のオフィスを再定義し、解決策を提供します。

tonariの様々な活用方法

tonariの様々な活用方法

tonariのソリューション】

AirbnbのCEO であるブライアン・チェスキー氏が*「私たちが知っているオフィスは終わった」(注5)*と述べているように、これからのオフィスは、働く人に寄り添い、自宅ではできない役割を果たすことが必要です。

「tonari(トナリ)」は、等身大のスクリーンを介して2つの空間をつなぐ、全く新しいコンセプトによるコミュニケーションツールです。スクリーンの「向こう」は、単なる画面ではなく奥行きのある空間であり、距離を超えてあたかも実際に会っているかのような一体感と、リアルな感覚を醸成するシステムです。

tonariを導入したフロンティアコンサルティングの稲田晋司執行役員が、「*分散する事業拠点を、あたかもひとつの空間のように運営できる*」(注6)と話すように、tonariがあれば、出張せずに多拠点のチームと顔を合わせて働くことができます。

さらに、対面やテレビ会議とは異なる、空間を超えて「会える」「つながれる」コミュニケーションは、生産性と幸福感を向上させるパーパスマネジメントの手段としても最適です。

tonariを使った空間デザイン

tonariを使った空間デザイン

<導入企業>

2019年にパイロット版を開発後、これまでに、JR東日本、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC / DEJIMA)、オカムラ、損保ジャパン、フロンティアコンサルティングの5社に導入。各社はtonariの活用により、2拠点間のシームレスなコミュニケーションを可能にし、新しい働き方による事業創出を目指しています。

<aside> ➡️ ギャラリー(事例紹介):https://gallery.tonari.no/

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