こんにちは、ペパボのデザイン部でデザイナーをしている 咲@satosio です。こちらはGMOペパボデザイナーアドベントカレンダー14日目の記事です。

何を書こうかと悩み、私はこの2020年の1年間いったい何をしていたのかと振り返ってみると、冬至梅の盆栽を試行錯誤して育てていたのが今年のハイライトでした。デザインに関する真面目な記事を求めてこられた方は、こちらの「『デザイン思考』という言葉にデザイナーとして改めて向き合って考えた結果得られたもの」という記事をご参照ください。ちゃんとして書いているほうの記事です。

この記事では冬至梅の成長とそれに伴う自分のアクションの記録を来年に向けて残します。

1月中旬〜下旬『終わった花を摘む』

花びらが付いていたらしばらくそのままにしておきたいが、花をつけたままだと栄養が取られるため、しなっとなってきたらなるべく早めに摘み取るのが望ましいらしい。花柄("はながら"ではなく"かへい")も取る。西向きのベランダ(@東京)で育て始める。

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1月下旬〜2月上旬『枝を剪定する』

花柄を取り終わった枝を剪定する。前々年の枝から前年の枝の境界あたりにある、葉芽のすぐ上で切る。なんのためにしているのかよくわからず、Youtubeやwebサイトで言われるがままに切っていたが、盆栽の理想の形というのを認識しておく必要があったのだと開花を待っている今(12月)になって気がついた。

梅の盆栽はできるだけ小さいシルエットを維持しながらも、枝に花がたくさんついている状態がひとつの理想形。花と花の間隔は間延びしないほうがいい。また、すべての枝に花がついてる必要もない(開花にはエネルギーが必要なので木が栄養不足になってしまうそう)。枝の剪定には、全体の形を整える目的と、花をつける枝をつくる目的がある。最初の剪定の仕方や後の工程で、枝に花芽(木の栄養減)を付けさせるか葉芽(木の栄養増)をつけさせるかを考え、見た目と木の栄養バランスを調整していくのが年単位での作業になるのだと認識した。1年目は工程を覚えて、2年目に1年目以上の花芽をつけられるようになるのを目標にしてみる。

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3月初旬〜中旬『芽吹いてくる』

先がやや赤らんでいる芽が大きくなり、葉になってくる。水やりは表面が乾くまでまだ1~2日ぐらい空いている。

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3月下旬『わさわさしてくる』

この辺りから成長スピードが上がり、ほぼ毎日見た目に変化があるので楽しい。柔らかくて黄緑色の葉っぱがわさわさと増えてくる。