前提としてDAppを構成する技術レイヤーは下記の3つに分けることができます。

  1. スマートコントラクト

  2. フロントエンド(UI)

  3. バックエンド(サーバー)

    スクリーンショット 2022-03-11 12.24.17.png

HardhatTrufflethirdwebBunzzといったDApp開発プラットフォームや開発インフラに近いサービス郡は、3レイヤーのいずれかに軸足を置いています。マッピングすると下記のように分類・整理できます。

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スマートコントラクトにフォーカスしているサービスが多いのは、solidity等の新しい言語の習得や開発をサポートする機能が、従来のWeb2系開発支援ツールに不足しているためです。

逆に言えば、DApp開発者はスマートコントラクトレイヤーが用意できれば、フロントエンドとバックエンドはVueやReact、AWS、GCPなどの従来のスタックやサービスで対応できます。

Decentologyのfounder、Nikは、3レイヤーの構成比率について「フロントエンドとバックエンドが80%、スマートコントラクトは20%に過ぎない。ウェブ開発者はDApp開発者になるためのスキルの80%を既に持っている」と語っており、Bunzzチームも同様に考えています。(複雑かつ独創的なアルゴリズムが必要なDeFiプロダクト等を除く)

Decentologyのピッチ資料から引用

Decentologyのピッチ資料から引用

今回マッピングした主要な開発支援ツールの機能、スタンスには大きな違いがあり、フォーカスする開発者のスキルレベルも異なるため、下記の全サービス比較表を作成しました。

各自のスキルや目的に合ったサービスを見つけるための参考になれば幸いです。(あくまで参考資料であり各サービスの仕様も変わるためDYORでお願いします)

では、どうぞ!

DApp・スマートコントラクト開発環境まとめ

Bunzzが目指す「スマートコントラクトのエコシステム」

また、Bunzzが目指す「スマートコントラクトのエコシステム」について、開発の経緯も含めてまとめました。興味がある方はご一読ください🍔