成功するプロダクトチームはコミュニケーションと組織づくりがしっかりできています。しかし、多くのチームは、複雑で部門横断的な取り組みで連携を保つことに四苦八苦しています。
そのようなわけで、Notionのプロダクトリード(前職はLyftのプロダクトリード)であるMatt Piccolellaは、組織のナレッジを管理し、仕事を追跡し、プロダクトチームが今何を作っているか(そしてなぜそれを作っているか)を明確にできるよう、自分のチームのためにOSを作成しました。
このブログポストでは、MattのOSテンプレートについて詳しく説明し、皆さんのチームで有効に活用する方法をご紹介します。
目標、プロジェクト、ドキュメントを連携させてすべてをコンテキスト化する
Mattとチームは、プロダクトロードマップ、タスク、OKR、ドキュメントなど、複数のデータベースを使用して連携させています。
それぞれのデータベースはユニークで重要な情報を含んでおり、追加レイヤーとしてコンテキストを追加することができます。例えば、タスクデータベースはオーナーとタイムラインを設定する場所に関する情報を含み、ミーティングデータベースはミーティングのリーダーとミーティングの種類に関する情報を含んでいます。
Mattは次のように述べています。「こうしたデータベースは連携させることで力を発揮します。プロジェクトに関連するドキュメントや、目標にロールアップされたタスクなど、全体像をチームが簡単に把握できるようになるので、個人の仕事とチームの大きな取り組みがつながります」。
サンプルをお見せしましょう。プロダクトチームは新機能を開発するプロジェクトに取り組んでいます。そのプロジェクトはロードマップデータベースに登録されており、その他のすべてのデータベースと連携しています。一眼見ただけで、ロールアップしたOKR(達成目標と主要な成果)と潜在的な阻害要因が分かります。製品要求仕様書(PRD)、意思決定ログ、設計調査書も確認できますし、このプロジェクトで明らかになった特定のタスクも把握できます。
すべてが一つの場所にまとまっており、プロジェクトの進行を後押ししてくれます。
この連携したシステムによって、Notionのプロダクトチームは、何が進行中か(ロードマップ)、なぜそれらのプロジェクトにゴーサインが出たのか(ドキュメント)、どのように変化が出ているのか(目標)を追跡することができます。チームのプロジェクトと個人の日々のタスクやドキュメントの間に緊密なフィードバックループを維持することで、結果的に見落としの防止につながります。
チームのホームを作り、他のチームが情報を簡単に入手できるようにする
チームの最も重要な情報やパッケージを一つのページにまとめ、部門横断的なパートナーが利用できるようにしましょう。
以下のサイトをあなたのチームサイトだと思ってください。このサイトは、他のチームがあなたの目標を確認できる場所であると同時に、あなたが作業する場所であり、重要なドキュメントを読んだり、質問するのに適切な人を見つけたりする場所でもあります。
チームのホームページは、チームにとって重要な基本情報を含んでいます。Mattはプロダクトチームのミッションとビジョンをトップに置いて目立たせました。さらに、チームのメンバー名(と役割)をリスト表示して、チームにあるもの(とないもの)が分かるようにしています。戦略ドキュメント、年間計画、指標ダッシュボードなど、チームにとって重要なクリティカルリンクを含むコンテキストを追加することも可能です。
Mattは次のように言います。「プロダクトマネージャーの仕事の大半は2つの質問に答えることです。何を私たちはしているのか、そしてなぜそれをしているのか。チームホームページを使えば、ひとつの場所でこうした質問に答えることができます。逐一対応する必要がありません」。
チームホームページの下部には、チームのSlackチャンネルとメールアドレスを記載し、連絡先と連絡方法が誰でも分かるようにしています。
誰でもアクセスできる情報
チームがナレッジ、プロジェクト、ドキュメントの管理に一つのツールを使うと、チームの連携が向上します。コンテキストスイッチの回数を減らし、より多くの仕事をこなせるようになります。それを実現するのが、コネクテッドワークスペースです。すべての要素をまとめることができます。
Mattのテンプレートはまさにそれを行います。自分のチームだけでなく会社全体の透明性と連携を高めます。
Mattのプロダクトチームのテンプレートを試してみませんか。こちらのリンクから複製できます。