Notionでは、ユーザーのフィードバックを受けて改良を重ねたNotion AIを、今年2月に正式リリースしました。AIはNotionだけでなく、業界全体の未来において中心的な存在であることは間違いありません。
そしてこの度、AIの市場を熟知したGo-to-MarketのリーダーであるErica Anderson(エリカ・アンダーソン)を、Chief Revenue Officer(CRO:最高収益責任者)として迎えました。
Ericaは、前職のGitHubでGitHub CopilotなどAIプロダクトのGo-to-Marketを推進し、GitHubのARR(年間経常収益)を約10億ドル以上に成長させた実績があります。
そんなEricaに、Notionが目指していくべき方向性や、これまで培ってきたプロダクトやチームをリードする上でのマインドセットをこれからどのように活かしていくのか、話を聞いてみました。
Notionで働きたいと思った理由を教えてください。
まずは、何と言ってもプロダクトの素晴らしさです。私はNotionのプロダクトデザインに対する考え方が大好きです。すべての新機能が、コミュニティにどのような効果をもたらすか、どう目的を果たすことができるか、がとてもよく考えられています。
言い換れば「Making software toolmaking ubiquitous. 誰もが思い描いたソフトウェアを自由自在に組み立てることができれば、世界はより多くを実現できる。そんな世界をユビキタスな現実にすること」というNotionのミッションに惹かれたからに他なりません。追求していきたい素晴らしいミッションだと思います!
ミッションを実現する上での最大のチャレンジは何だと思いますか?
小規模チームからエンタープライズに至るまで、すべてのユーザーがNotionが持つ可能性を活用し、思い描いた未来を実現できるようサポートできることを嬉しく思います。
そのためにも、ユーザーが「これだ!」と思う瞬間を可能な限り早く迎えることができるよう、Notionサインアップ直後のオンボーディングを向上させたり、Notionを使い始めるときのパーソナライズを強化したいと思います。
GitHubで得た学びの中からNotionで活かしたいことは何ですか?
熱量が高く、プロダクトの方向性を決定する上での大きなリソースとなっているNotionのコミュニティはとても素晴らしいと感じています。
GitHubもユーザーパワーが非常に強いプロダクトです。そこで得た経験を活かして、Notionが次の成長段階に入っても、コミュニティ重視の姿勢を大切にしていきたいと思います。
NotionのCROとして新たなスタートを切るにあたって、「次の成長」に対するアプローチのイメージはありますか?
まずは、グローバルチーム(ユーザーやコミュニティも含む)を理解し、成長の方向性と優先順位を考えていきたいと思います。そして、その軸となるAIの動向についても学ぶ必要があると考えています。
また現在、Notionをどのように成長させれば、あらゆる企業規模やセグメント、国や地域でNotionが価値を提供できるかを考えています。
とても素晴らしいですね!あなたをチームに迎えることができとても嬉しく思っています。