医師の働き方を変え、救急車のたらい回しをなくす医師採用プラットフォーム「Dr.'s Prime」を提供する医療スタートアップの株式会社ドクターズプライム(本社:東京都台東区、代表取締役:田 真茂)は、2022年4月17日に設立5周年を迎えました。4月26日(火)には、これまでのドクターズプライムを振り返る会社説明会を開催いたします。ぜひご参加ください。

参加申し込み:https://drsprime.connpass.com/event/245224/

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医療機関の課題と救急車のたらい回しが起きる原因

昨今、地域偏在化に伴う医師不足により、多くの病院は平日当直や土日当直を外部の非常勤医師、アルバイト人材に頼らざるを得なくなってきています。しかし医療機関では民間企業が目標達成によって事業拡大するのとは異なり、受診数や受け入れ数などを達成目標に掲げている病院はほとんどありません。そのため、医師個人の視点からすると、受診数などの目標達成よりも個人のキャリアを切り開く論文や研究が興味の中心になりがちです。評価制度のない状況においては、救急搬送は積極的に受け入れるモチベーションに繋がらず、救急の受け入れ拒否が起こりやすい状況となっています。

さらに近年、新型コロナウイルスの感染者が急増しました。各地でコロナ病床の確保も進んだことで、病床数の確保はさらに難しくなり、状況は悪化する一方です。さらに2024年からは「医師の働き方改革」によって医師の年間の勤務時間制限が強化されます。これでは常勤医が当直勤務を担当しにくくなってしまうため、これまで以上に人手不足となり、状況の悪化が予想されます。

また、国からは対策のために診療報酬の引き上げ/算定要件の緩和など、新たな動きもみられるようになりました。しかし救急車の要請数は令和2年だけでも約600万件にのぼり(※1)、年間で約170万件にのぼる救急車の受け入れ拒否が発生しています(※2)。そのため、依然として現場レベルでの改善の糸口が見えない状況です。

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救急車のたらい回しをなくす「Dr.'s Prime」が考える世界

ドクターズプライムは、救急車のたらい回しを解決するために「断らない医師採用」を実現する求人採用プラットフォーム「Dr.'s Prime」を運営しています。本サービスは、代表・田の救急救命医としての勤務経験をもとに、当時目の当たりにした問題意識から着想を得た事業です。従来の課題を「仕組み化」であるべき状態へ落とし込むことによって、現場レベルの課題解決を目指しています。サービス開始から2年の2018年にはARRは1億円を突破しました。

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「Dr.'s Prime」では、単なる人材採用サービスを行なっているだけでなく、関わる全ての人の課題解決を実現するサービス展開を行なっています。マッチングにより人材の登用が実現すれば、救急車を断らない病院の情報を提供することが可能になるため、救急隊の搬送時間の短縮も実現します。これにより「救急車のたらい回し」をなくし、断らない救急医療の実現を目指しています。