ブロックチェーン技術を用いたアプリケーション開発を行うdouble jump.tokyo株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:上野広伸、以下「double jump.tokyo」)は、複数人での秘密鍵管理を可能にするサービス「N Suite」( https://www.nsuite.io/ )の先行リリースを開始したことを発表しました。

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2021年初頭から急激に盛り上がりを見せたNFTブームは、終わりを見せることなく、トレンドを変えながら、様々な話題を巻き起こし、NFTの認知や可能性を広げてきました。まだまだ、NFTのあり方や活用法などに関して、未知の可能性が多分に残っているものの、コミュニティを中心としたコンテンツの発展など、2021年は、NFTを特徴づける様々な要素が生み出された1年でした。

また、NFTは、Web3.0の基礎となる技術として目されているブロックチェーンをベースにしていることもあり、個人や小規模なチームから多くのコンテンツが生み出され、コミュニティ主導で、自立分散的にNFTの拡散や派生プロジェクトの立ち上げが行われる動きが多く見られました。 一方で、様々な有名ブランドや有名IPのNFTが販売され、大きな注目を集め、企業(従来型の組織)から生み出されたNFTへの大きな関心も露わになりました。

依然として、企業からのNFTへの注目度は非常に高く、2022年は益々企業のNFT事業参入が増え、企業が発行するNFTのあり方とともに、企業とWeb3.0の関わりも模索されていくと思われます。

double jump.tokyoでは、2018年より、ブロックチェーンゲームに参入し、数多くのNFTの販売を行うとともに、Web3.0時代の企業のあり方を模索してまいりました。

そして、NFTの取り扱いや、Web3.0領域の参入において、ブロックチェーンの秘密鍵の管理方法が課題となり、参入の障壁や足枷となることを目の当たりにしてきました。そこで、秘密鍵管理の課題を解決する仕組みをシステム化し、社内で検証と改善を行ってまいりました。

この度、サービスを外部に提供する準備が整ったため、先行リリースといったかたちで、申し込みいただいた企業様に提供を開始することといたしました。企業のNFT事業及びWeb3.0領域への参入を滑らかにするとともに、NFTとその基礎となるWeb3.0の発展を加速させてまいります。

N Suiteは、NFTの発行などに必要なブロックチェーンの秘密鍵を、企業が安全かつ効率的に管理することができるサービスです。秘密鍵をクラウドで共有管理可能にするとともに、ワークフロー機能によって、管理者の承認に基づいて秘密鍵が使用される仕組みを提供します。

今後は、自社で発行したNFTを管理する機能など、企業がNFT事業をスムーズかつ効果的に行うために必要な製品や機能を順次追加し、NFT事業を支えるツールセットとしてサービスを磨いてまいります。

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1)複数人で秘密鍵を共有管理 N Suiteが提供するウォレット(N Wallet)により、クラウドでセキュアに保管した秘密鍵を使って、暗号資産の送金やNFT発行などの操作を実行可能です。複数人で秘密鍵を共有して使用できるため、暗号資産の送金やNFT発行などの作業を属人化することなく、複数人で実施することができます。 ※N Walletは、Chrome Extensionにて提供。 ※秘密鍵を保管するクラウドはAWS KMSに対応。今後、対応サービスを順次追加予定。

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2)ワークフローで秘密鍵の使用を管理 N Suiteで管理する秘密鍵は、ワークフロー機能で管理者に承認された操作の実行でのみ使用が可能となります。管理者の許可なく秘密鍵を使用されることを防げるため、管理者が秘密鍵による作業内容を漏れなく把握し、内部統制を図ることができます。

3)秘密鍵の使用許可から使用までをオンライン完結 通常、企業がセキュリティと内部統制の要件を満たす秘密鍵管理をするには、ハードウェアウォレットを使用するなど、オフラインの設備と作業が必要となります。N Suiteの共有管理とワークフロー機能を活用することで、WEB画面から全ての作業をオンラインで完結させることができます。