英語圏では比較的話題になっているものの日本ではあまり知られていないだろうノーコードツールをご紹介します。もちろん日本でも利用可能。日本国内では Adalo, Glide, Bubble, FlutterFlow, Webflow, , Airtable, Integromat(make)あたりが有名ですが、それ以外にも新進気鋭で優秀なノーコードツールが海外では多く出てきています。 本記事では、日本では知られていないけれど海外では有名、脚光を浴びつつあるノーコードツールを厳選して複数ご紹介します。
日本国内でも有名なノーコードツールは No-Code のお役立ち記事一覧 | 魔法使いのWebマーケティング でご紹介しています。
またLPやWebページ制作について、AIとノーコードの組み合わせなどについて AI活用による最新LP・ランディングページ制作ツール3選 の記事でご紹介しています。
目次:
Draftbit - Visually build native mobile apps
個人的にはまずdraftbitを推します。本格的なモバイルアプリをノーコードで開発、ネイティブアプリとして公開するなら、draftbitかFlutterFlowというのが昨今のノーコードの潮流。
より簡易的にパパッと作るならAdaloやGlideが良いでしょうが、本番運用としては怖いところ・速度面での不満があります。draftbitやFlutterFlowはそれぞれReact Native, Flutter製アプリとしてApp Storeへの純正アプリ登録・公開まで可能となります。
関連タグ: Adalo
ソースコードを含めてエクスポート可能な、モバイルアプリ開発のノーコードツール。吐き出されるコードはReact Nativeとなります。
ワンクリックでネイティブアプリとしてApp Store, Google Playに公開まで可能。
https://twitter.com/draftbit/status/1473503578409115655
🚀 Ready, Set, Publish: One-Click Publish is here! | draftbit
日本国内だと比較的有名なノーコードツール、Flutter製ネイティブアプリが作れるFlutterFlowに似たサービス。
FlutterFlowとdraftbitの違いについては後述。
draftbitはY Combinatorに承認され支援をうけているプロジェクトでもあります。(FlutterFlowと同様)
Draftbit: Build mobile apps visually. Source-code included. | Y Combinator
draftbitとFlutterFlowの「どちらが新しいサービスか?」という点では、FlutterFlowがProductHuntのProduct of the Dayで2位を獲得したのが 2021年の2月22日。
Flutter Flowはその後、FlutterFlow 2.0として、さらに刷新されたプロダクトとして2021年10月9日にProduct of the Weekで2位を獲得しています。
対するdraftbitはProduct of the Dayの1位を2019年の12月28日に獲得しています。
つまり、プロダクト自体の新しさでいうとFlutterFlowのほうが新しいサービスといえます。 しかしdraftbitもコミュニティフォーラム内で、持続的・活発にアップデートが実施されています。
What's New? | The Draftbit Community
DraftbitとFlutterFlowの比較を、主観が入りますがまとめてみました。
Draftbit | FlutterFlow | |
---|---|---|
ベース技術・ | ||
エクスポートされる言語 | React Native | Flutter |
データベース接続の容易さ・多様さ | 主要なデータベースは半自動で接続 | Firebase以外は手動で接続 |
開発画面UI | Webサイト制作・Webフロントエンド開発に思想が近い。 | |
CSSに基づく発想 | 複雑。 | |
Flutter独自の概念 | ||
ネイティブアプリ公開のための | ||
月額料金 | $79/月 | |
Individual plan | $70月 | |
Pro plan |
以下からはDraftbitとFlutterLowの大きな違い3点について。上記の表から料金を除いた3点の詳細をそれぞれ説明していきます。
FlutterFlowがその名のとおりFlutterベースなのに対して、draftbitはReact Native製です。
Draftbit - Why Build with Draftbit?
Webフロントエンド開発でReactを触っていた方であれば、React Nativeの思想に馴染みやすいでしょう。