こんにちは。樋口裕一です。このページを見てくれてありがとうございます。私には、記憶障がいとADHDグレーゾーンという特徴があります。それらの特徴は人によって出方に個人差が大きい為、一般的に認知されているADHDとは、記憶障がいとはこういうものだろうという漠然としたイメージとは必ずしも一致しない内容も多いと思います。ですので、自分の特徴がどういったものであるかは口頭ではなかなか説明しづらいので、精神保健福祉士、公認心理師(国家資格)の資格を持つ専門家のアドバイスと監修を基にここに出来るだけわかりやすい様に意識してまとめましたので、こんな障がいの形もあるのだと理解を深めてもらえると嬉しいです。

1.私の特性について


記憶障害”

脳の機能に何らかの偏りがあって、特に記憶において障害がある。その記憶障害による二次障害として、自己や他者からの疎外感、孤独感をかんじやすく、精神的に不安定になりやすい。また、記憶障害があることで社会的信用を失うことが多く、それにより社会生活を営むことに困難を感じやすい。

・手順が覚えられない

2年間毎週作ってる料理のレシピをいまだにメモを見ながらでないと作れない。

・記憶が欠如している

家に同じ瓶の調味料が7個もあることがある。頻繁に自分の知らない過去の話をひとから聞く。ただ、相手のがっかりした顔を見たく無いために、覚えてるフリをしながら思い出そうとしてうわの空になり、著しくコミュニケーション力が低下する事がある。

・人の顔や名前が覚えられない

長時間一対一で興味や関心を強く持って話しこんだ人と、次の日会っても顔や名前がわからない事が多い。無視されたとか、意図的に素っ気ない態度を取られたと誤解されやすい。

・自分の過去が他人事のように思える

自分がこれまで経験してきた事を写真やメモを手がかりに思い返す事が出来ても、それが自分自身の事であるという感覚が希薄で、意識では自分は何も経験してこなかったように感じやすい為、自信が持ちにくい。


ADHDグレーゾーン”

先天的な脳機能の発達の偏りによって、能力の凸凹から、得意・不得意の差が大きく、周囲の環境との間でミスマッチが起こりやすく、日常生活に支障が起こりやすい。程度や頻度や偏りの現れ方には個人差とグラデーションがあり、グレーゾーンはADHDの中でも比較的軽度の現れ方となるが、世間での認知度の低さや医療補助を得られないなど、周囲の理解を得られにくいながらも適応障害がおこりやすいため、精神的、社会的に孤立しやすい問題がある。また、わたし自身、ADHDに由来する二次障害として双極性障害(躁鬱)も併発している。