本プロジェクトの概要
このプロジェクトは緊急避妊薬(アフターピル)のアクセシビリティ向上を目指し、緊急避妊薬を入手できる医療機関・薬局の検索システムを作成するプロジェクトです。
- 「緊急避妊薬(アフターピル)」とは
- 性交後72時間以内に服用すると妊娠を防ぐ効果がある薬です。海外では薬局で市販薬として売られているが、日本は処方薬のために医師の処方が必要になります。
- 日曜・祝日、正月などは、医療機関が休みであるため、アクセスできないまま72時間のタイムアウトを迎えてしまう場合もある。
- 緊急避妊薬の現状の入手方法
オンライン診療解禁により、「平日昼間に病院に駆け込む」以外の選択ができるようになった。厚労省が定めるオンライン診療ガイドラインを考慮すると、現在、国内での緊急避妊薬(認可薬)の受診方法は以下、3つあります。

本プロジェクトでは、1と2のパターンの受診方法を支援する。
アップデートや関連ニュース
- 2023-09-23
- 2023-11-28
- 「緊急避妊薬販売に係る環境整備のための調査事業」が開始
- 2023-12-08
- TVerオリジナルコンテンツ「最強の時間割」にてSHELLYさんが紹介してくれました
よくある質問
- 3に該当するサービスではダメなの?
- 3に該当するサービスは、スマルナ、メデリ、DMMオンラインクリニックなどがあります。
- 緊急避妊薬は性交後72時間以内に服用しなければなりません。3に該当するサービスを使っても72時間に間に合えばよいですが、難しい場合は1、 2の受診方法が確実です。
- また診療する医師が休みだと緊急避妊薬を処方できません。特に大型連休は緊急避妊薬のアクセシビリティが下がります。
- 緊急避妊薬のOTC化(市販化)が話題ですが、OTC化との関係性は?
- 現在、厚労省において審議中だが、OTC化に反対する意見もあり、今回OTC化の方向で動くかどうかはまだわかりません。OTC化したとしても、承認〜市販化まではまだ時間がかかると予想しています。
プロジェクトゴール
プロジェクトの全体像は下記の図の通りです。大きく3つのスコープがあります。

(1)検索システム作成
厚生労働省が提供している「厚生労働省のウェブサイトに掲載を希望した緊急避妊にかかる対面診療が可能な産婦人科医療機関等の一覧」と「オンライン診療に係る緊急避妊薬の調剤が対応可能な薬局及び薬剤師の一覧」をデータソースとして、これらのデータを検索できるようにする。
⇒ 2023年9月にリリースできました🎉
https://afterpill.jp/
(2)データ入力
厚生労働省が提供している医療機関の一覧と薬局の一覧をデータベースに入力する。