誰かのための"ものづくり"が人を傷つけるかもしれない

ユーザーは、ときに予期をしない使い方をしてデザイナーやエンジニアを驚かせます。想像だにしない力をかけて壊してしまったり、間違えて呑み込んでしまったり...。特に医療の現場では、人の生死に関わることがあります。

2020.4.6現在、コロナウイルスの影響で医療現場の物資不足が続いており、数々のものづくりを得意とする人たちが力を貸そうと手を上げています。一方で、医療や感染、3Dプリントの工学的特性を理解しないまま制作物を提供すると、使用者に被害を及ぼす可能性があります。

ものづくりをする我々が望んでいない未来を生み出さないように、そして、物資が不足している領域でものづくりの人たちが活躍できるような情報を集めていきたいと考えています。

参考)悲劇的なデザイン

https://www.amazon.co.jp/dp/4802510780?tag=note0e2a-22&linkCode=ogi&th=1&psc=1

安全に関して考えることは歩みを止めることではない。

Safety-Ⅰ から Safety-Ⅱへ

Safety-Ⅰ:発生したトラブルへの対処。

Safety-Ⅱ:トラブルを予期し、良い営みを続けられるようにする(レジリエンスを強化する)

「レジリエンスエンジニアリングが目指す安全 Safety-Ⅱとその実現」

IECE Fundamentals Review Vol.8 No.2

https://www.jstage.jst.go.jp/article/essfr/8/2/8_84/_pdf

「Safety‐1 & Safety‐2―安全マネジメントの過去と未来」

https://www.amazon.co.jp/Safety‐1-Safety‐2―安全マネジメントの過去と未来-エリック-ホルナゲル/dp/430372985X/ref=sr_1_2?dchild=1&qid=1585956171&refinements=p_27%3Aエリック・ホルナゲル&s=books&sr=1-2