「肯定してほしい」と「率直な意見が欲しい」の違い

まず、「肯定してほしい」と「率直な意見が欲しい」の場合の対応の違いを意識してみてください。肯定とは認めることその人の話したことをまず受け入れることです。意見を言う時は、「〇〇だと思う」「✖✖した方が良い」という自分の気持ちを話しますが、肯定することとはユーザーさんの気持ちについて解釈し、それを認め、受け止めることです。

<aside> ☝ ユーザー「大学で友達がいなくて辛い、もう辞めたい」

肯定:「1人なのは辛いね」「それでも頑張って行ってるんだね」

意見:「友達を作るには少人数の講義の時に思い切って話しかけるといいよ」

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話題を変えるタイミングはユーザーさんに委ねる

肯定は、ユーザーさんが満足するまで肯定してあげてください。具体的には、話題を変えるタイミングはユーザーさんに委ねる方が望ましいです。「褒めてひと段落付いたから…」「話すことがなくなってしまったから…」とつい話題を次に持っていきたくなりますが、そもそも「肯定してほしい」と求めてくるユーザーさんは、褒められたくて、認められたくてきているのです。ですので思い切り、多少過剰なほど、褒めて肯定してみましょう。

<aside> 🙅‍♀️ ユーザー「思い切って辞めるって伝えたんです」

せんぱい「そうなんだ、決めるのに勇気がいったでしょう。頑張りましたね」

ユーザー「はい」

せんぱい「(会話止まっちゃったな…繋がないと! !)そのあとはどうするつもり?」

ユーザー「(あ、話変わっちゃった。思い切って決めたことだからもうちょっと肯定されたかったな…)」

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「肯定されたい話」を掘り下げる

もし、「どうしても場を繋げない…」「なんて言って肯定したらいいのかわからない…」という時は、その「肯定されたい話」を掘り下げてみてください。

話に詰まってしまう時は、今どこを肯定したらいいか、どこを肯定してほしいのかせんぱいさんがわかっていない状態です。そんな時は、話を掘り下げて、肯定するポイントを探りながらやり取りを続けてみてください。