以下は,ストループ課題の実用可能版(旧版)から抽出したチュートリアルです。

実験全体の構造

実験全体を1つのシーケンス,ループにする

小林先生の「Tips」でも説明されていますが,参加者番号の情報を各試行の結果に出力したり,別の画面に情報を引き継いだりといった様々なことを行うためには,実験のすべての画面をシーケンスとしてまとめて,さらにその上にループを作成する必要があります。

以下のように,全ての画面を「All」シーケンスに加え,その上に「osg_stroop_task_full」ループを加えます。

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参加者番号を設定する

最初のループのContentに参加者番号の条件を加えます。以下のようにSubjectIDという条件を加えます。参加者番号の設定の仕方は,基本的に小林先生のチュートリアルと同じで,4桁のランダムな数値が出力されるようにしています。

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最後に参加者番号を呈示する

オンライン実験を実際に行う際の注意事項に関しては小林先生のJsPsychのチュートリアルに詳しく記載されています。対面式の実験の場合は実験を行なった順番に参加者番号を1番から割り当てていくことが一般的かと思います。オンライン実験の場合は,参加者番号を実験に参加したことを証明する番号として使用することがあると思います。

例えば,コースクレジットとしてカウントする際に,参加者番号が証明書として必要になるかもしれません。そこで,実験の最後の画面で参加者番号を呈示するようにしました。

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