当社はスキルではなく、職務に向き合うマインドを求めます。
ポジションに適した資質や経験は必要ですが、その大前提となる人物像をより重視します。
当社の役割は、顧客の悩みに向き合い、解消することです。
相手が何に悩んでいて、どうしたら助かるのか。人と真摯に向き合っていくため、人の痛みに対して想像力を働かせ、耳を傾ける姿勢が必要だと考えています。
「お客様の言いなり」では真に役立つ存在にはなれないと自戒し、顧客の課題を知識や知恵、創意工夫で解消していきます。
また、M&A支援業界のあるべき姿を創るべく、課題の背景を構造的に捉え、社会のどこに、どういった背景で、どのような痛みが生じているかを捉え、目の前にはいない「未来の顧客」の悩みまで想いを馳せることを求めます。
課題に対するアプローチは、概して幾つか考えられるものです。どのような工夫を凝らせば顧客は救われるのか、型に当てはめず、最適な手段を探究し、顧客の想像を超えることが必要です。
私たちの事業では、自分たちよりもずっと経験豊富な経営者の方々を支援します。一方で、M&Aという手法については情報格差から自分たちとは前提や状況が異なることを念頭に置く必要があります。
その中で顧客の信頼を掴むには、どう接すれば良いのか、そもそもどのような場面でお困りなのか、付随する悩みは何があるか、探究し尽くし、あるべき支援策を紡ぎ出すこと、そして自分たちのアイデアに固執せず、当社の使命のために一度出した答えを時に塗り替えていく、「柔軟性」と「一貫性」の両立が大切だと考えています。
顧客の課題の根深い部分を炙り出す。その努力を怠ると、自分たちにはどんなに素晴らしく思えるアドバイスも、単なる正論に堕し、顧客に役立たなかったり、聞いてもらえなかったりするかもしれません。
私たちが強みとすべきは、顧客のグリップ力。それは決して営業スキルや口説き上手という上辺だけのものではなく、顧客の悩みや痛みを理解し、何をなすべきか常に探求していく姿勢から生まれると考えます。
当社は可能な限り意思決定を現場に任せる文化です。