オプション

コンポーネントの動作を詳細に管理するためのコマンドです。コンポーネントの作成時に設定されます。

const c = new lab.core.Component({
  'exampleOption': 'value'
})

オプションは,後で取得および変更することもできます。たとえば,上記の値は,変数c.options.exampleOptionを介して変更できます。

prepare()が呼び出されたときに準備されるため,オプションの指定タイミングは「before:prepare」にする必要があります。

コンポーネント全体の設定

options.debug

Scripts内では恐らく「this.options.debug=true」と指定すると思われる。デバッグモードをアクティブにします(デフォルトはfalse)。このオプションが設定されている場合,コンポーネントはブラウザコンソールを介して追加のデバッグ情報を提供します。

options.el

コンテンツが挿入されるドキュメント内のHTML要素を指定します。デフォルトは,属性data-labjs-sectionの値がmainの要素となります。elプロパティは、実験画面をブラウザ画面のどこに配置するかを決定します。たとえば、html.Screen()はカスタムHTMLを挿入し,canvas.Screen()は情報が描画されるCanvasを挿入します。コンテンツの場所を変更するには,次のようにコンテンツを配置するHTMLドキュメントの要素を選択します。

const c = new lab.core.Component({
  'el': document.getElementById('experiment_content_goes_here'),
  // ... additional options ...
})

document.getElementByIdまたはdocument.querySelectorを介してターゲットを選択するには,ドキュメントに一致する要素が含まれている必要があります。上記の例の場合は次のようになります。

<div id="experiment_content_goes_here"></div>

メタデータ

options.title

コンポーネントのタイトル(人間向け)。デフォルトはnull。タイトル情報はコンポーネントによって保存されるすべてのデータに含まれ,個々のコンポーネントを選択するために使用することができます。

options.id

コンポーネントの識別子(機械向け)デフォルトはnull。多くの場合は,自動的に生成されます。フロー制御コンポーネントでは,ネストされた各コンポーネントに自動的に番号が割り振られます。

options.parameters

コンポーネントの動作を管理するパラメータ設定用のコマンドです。恐らく,Builder,Scriptsを含めて一番使うことになるコマンドではないでしょうか。