コンポーネントの構成

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このコンポーネントは,GUI入力でz方向面荷重外力を生成,または既に属性ユーザーテキスト経由で読み込まれている鉛直方向面荷重をOpenSeesで解析できるデータへと変換するコンポーネントです。出力形式は以下の通りです。Wx, Wy, Wzはそれぞれ全体座標系のx,y,z方向等分布外力です。

鉛直方向面荷重外力はGHPythonなどで直接記述することもできます。本コンポーネントを用いれば,

  1. ReadShellで既に作成済のshellもしくはIJKLとSzから面荷重生成
  2. LineLoadなどと同様に座標指定で面荷重を生成

の2通りの方法で面荷重を生成できます。いずれもシェル要素または木造耐力要素がモデル化されることが前提になります。入力するデータは以下の通りです。赤字は入力必須データ,緑と青はそれぞれ1の方法,2の方法で面荷重を生成する場合に入力するデータです。

1の方法では,属性ユーザーテキストで入力したものが反映されます。面荷重の値をgrasshopper側でコントロールすることはできません。

2の方法では,x, y, z座標値は,デフォルト値のままとすると,すべての要素に対してz方向面荷重外力が生成されます。x, y, zをすべて指定すると,その座標上に存在する要素に対してz方向面荷重が生成されます(その座標上に要素が存在しない場合は生成されません。また,要素の座標は面の中心を参照します)。また,xとyだけ,xだけ,zだけ,など,部分的に座標値を入力することもできます。そうすることで,例えばz=3.0となるすべての要素にz方向面荷重を付与するといったことが可能です。

なお,OpenSees for Grasshopperには,他にもRhino上で多角形領域をマウスで指定してその多角形で囲まれた面内の梁要素を自動認識してその梁要素で囲まれた矩形ごとにシェル要素や木造耐力要素,面荷重を自動生成することのできるSurfAutoCreationというコンポーネントも用意されています。