コンポーネントの構成
https://s3-us-west-2.amazonaws.com/secure.notion-static.com/85a03afa-8cb3-4fc9-bfe7-f56be7ed3027/surfautocreation_1.pdf
このコンポーネントは,Grasshopper側からのGUI入力でシェル要素あるいは木造耐力要素と面荷重を生成できるコンポーネントです。シェル要素あるいは木造耐力要素はReadShellとAssembleGeometriesの組合せなどで,面荷重はSurfLoadでそれぞれ作成することができますが,このコンポーネントを用いればそれらを領域を指定して自動生成することが可能です。出力は以下の通りです。
- S : シェル要素あるいは木造耐力要素と面荷重を生成する面のジオメトリ。解析では特に利用しません。
- lines : シェル要素あるいは木造耐力要素と面荷重を生成する面のエッジライン。解析では特に利用しません。
- sfload : 床荷重もしくは圧力荷重で,Tree形式で[[No.i, No.j, No.k, No.l, Sz],・・・]の並びで出力されます。
- IJKL : シェル要素の材料・板厚情報も含んだ要素節点関係
- KABE_W : 木造耐力要素の壁・床倍率,降伏変形角の逆数情報も含んだ要素節点関係
入力データは以下の通りです。赤字は必須データ,緑字と青字はそれぞれIJKLとKABE_Wの出力に必要な入力データです。入力を省略した場合はデフォルト値としてすべての要素についてmat=0, thick=0.2, bairitsu=2.5, rad=120が入ります。
- P : 要素を生成する領域の頂点を入力します。右クリックでSet Multiple Pointsを選択すれば,Rhino上で直接外形をマウスクリックでつくることができます。
- R : 節点座標ベクトルをtree形式で入力します。
- IJ : 材料・断面・コードアングル情報も含んだ要素節点関係をtree形式で入力します。
- Sz : サーフェスに作用させるz方向面荷重外力をTree形式で入力します([[要素番号,荷重値],[要素番号,荷重値],…])。
- mat : シェル要素の材料番号をスカラーもしくはList形式で入力します。スカラー値を入力した場合は全ての要素が同じ材料番号となります。要素数分の長さを持つList形式で入力した場合各要素に個別の材料番号を割り振ります。
- thick : シェル要素の板厚[m]をスカラーもしくはList形式で入力します。スカラー値を入力した場合は全ての要素が同じ板厚となります。要素数分の長さを持つList形式で入力した場合各要素に個別の板厚を設定します。
- bairitsu : 木造耐力要素の壁倍率をスカラーもしくはList形式で入力します。スカラー値を入力した場合は全ての要素が同じ板厚となります。要素数分の長さを持つList形式で入力した場合各要素に個別の壁倍率を設定します。
- rad : 木造耐力要素の降伏時変形角の逆数をスカラーもしくはList形式で入力します。スカラー値を入力した場合は全ての要素が同じ板厚となります。要素数分の長さを持つList形式で入力した場合各要素に個別の降伏時変形角の逆数を設定します。
このコンポーネントは,梁要素で骨組がモデル化されていることが前提で,その骨組の面を貼る際に使用します。梁で囲まれた矩形を自動認識してそれぞれに床を自動で貼ってくれます。Rhino側で1つ1つ床をモデル化するのが面倒で,各階ごとにいっぺんにやってしまいたい時などに使用すると良いです。
使い方