TL;DR

バックグラウンド

令和元年10月17日、SORA v1 Networkがローンチされ、約1,618,033,988 XORが発行されました。 令和2年3月に、約350,000のXORがSORA v1ネットワークからEthereumネットワークに移動され、Uniswapで取引が開始されました。 Uniswapでの取引開始の目的は、予備的な価格発見を行い、Ethereum Networkのユーザーを招き入れSORAコミュニティを形成することでした。しかし、私たちのテクノロジーが向上したことで、新たな野心的なタイプのトークンエコシステムを形成する可能性がでてきました。私たちの中期的な目標は、コミュニティに価値をもたらすことにありますが、SORA経済システムを分析した結果、国家の枠組みを超えた世界経済システムを実現するという長期的な目標を抱くようになりました。

このシステムを実現するために、私たちは「SORA:The New Economic Order」を提案します。これは、SORAネットワークとSORAトークン経済モデルへの大幅かつ重要なアップグレードです。このアップグレードは、SORAコミュニティによる批准を得るための投票が行われますが、これは人類に価値を追加できるシステムだと私たちは確信しており、その採用を強く支持します。

ソラノミクス

SORA経済システムの主要な論点は、暗号資産経済システムが、現代の中央集権的なシステムに対抗するためには、合理的な経済モデルが必要であることです。合理的な経済モデルを作成するために、私達は平成29年にこの旅を始めて、さまざまな経済理論の調査を行いました。この間に、私たちは平成30年にエコノミスト(山口洋景氏)を採用し、モデルのいくつかの重要な部分で協力を得ました。

結論としては、経済におけるマネーの配分の変化こそが、その経済を成長させる必要かつ十分な決定要因であことを示唆する実証的証拠が大量にあるということでした。これは、リチャードワーナーの「マネーの分解数量理論」で示され、フィッシャーの「交換の方程式」(MV = PY;これを検討する良い方法は、MVが需要サイドの観点から見た名目GDPに等しいのに対し、PYは供給サイドの観点から見た名目GDPに等しい)を実体取引(R)および金融取引(F)に分解したマネー理論の中で示したものです:

$$ V_R\Delta M_R = \Delta(P_RY) $$

$$ V_F\Delta M_F = \Delta(P_FQ_F) $$