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「夢を語りたい」「やりたいことを実現したい」

そんな思いで総合型選抜を志す高校生は多い。しかし、誤解してはならない。

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総合型選抜は決して、夢を自由に語るだけの舞台ではない。これはれっきとした選抜試験であり、勝てば合格、負ければ不合格、というシビアな現実が待っている。

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■ 総合型選抜は甘くない。「試験」である

**「自分はこんな夢がある」「この分野に興味があるからこの学部を選んだ」**と言ったところで、その内容が大学側の教育理念や学部の専門性、研究テーマと一致していなければ、評価はされない。

さらに、本人の過去の実績や活動内容と結びついていなければ、**「ただの憧れ」「突発的な思いつき」**とみなされ、落とされる。

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「ビジョンが明確であれば通る」というのは幻想であり、夢だけでは合格できない。

問われるのは、志望理由の妥当性・論理性・整合性・実現可能性。

そして、大学の側が「この受験生を欲しい」と思う理由があるかどうかです。

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■ 総合型選抜には「向いている人」と「向いていない人」がいる

ここを多くの人が見落とす。どれだけ夢が強くても、総合型選抜という入試方式自体に向いていなければ、基本的に不合格になる。

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たとえば、

• 明確な正解のある問題を解くのが得意

• コツコツと過去問を反復するのが好き

• ルールが明確な試験形式のほうが安心する

といったタイプは、一般入試に向いている。一方で、

• 答えのない問いに取り組むのが得意

• 自らテーマを見つけて探究するのが好き

• 考えを言語化し、伝える力がある

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