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ツイッターがプロフィール画像NFT認証テスト実施

ツイッター(Twitter)社がユーザーのプロフィール画像に、そのユーザーが保有するNFTに紐づいた画像を、認証し表示する機能をテストしていることが9月29日に分かった。

ツイッター社のコンシューマープロダクトマーケティング部門責任者ジャスティン・テイラー(Justin Taylor)氏が、そのデモ動画を公開した。なおこの機能は開発中とのことで、現在はフィードバックやアイデアを募集している段階のようだ。

その動画では、ユーザーがプロフィール画像をタップすると、通常の写真選択に加えて「Select NFT」という選択肢が表示され、そこから暗号資産ウォレットを連携することで、NFTに紐づいた画像がプロフィール画像として設定できる一連の流れが紹介されている。

なお表示されたNFTプロフィール画像には、イーサリアムのロゴが重ねて表示されており、それが認証の印となるようだ。

デモはイーサリアムで行われていたので詳細は不明だが、別のブロックチェーンの場合は別のロゴが表示されるのではないかと想定できる。 またあくまでデモではあるが、連携できる暗号資産ウォレットとしてMetamaskをはじめ、coinbase、Trust、Argentなど合計9つのウォレットが表示されていた。

Here’s a sneak peek on what we’re working on for NFT profile verification.What do you think? pic.twitter.com/Z8c6tH3BBy — Justin Taylor (@TheSmarmyBum) September 29, 2021

ツイッター社は9月24日にビットコインや現金に対応した投げ銭機能「Tips」を公開したばかり。その際に今回のNFT画像認証についても準備中ではと報じられていたが、そのデモ動画が公開された形だ。

なおこのような認証機能がなくとも、すでにNFTフリークの中では自分の所持するNFT画像をアイコンに設定するのが流行っている。ただ現状だと特にウォレットなどの認証がないため、NFTを持ってない人でも、誰でもコピーすれば設定できる状況だ。

この認証機能が実際に公開されれば、現在のNFTのブームのまた一つの後押しになる可能性が高いのではないか。

なおこの機能ではウォレットを認証するので現状よりも「本当にNFTの所持者」であることが証明できる。

一方例えば悪意のあるユーザーがNFTからコピーした画像から新たなNFTを作り、自分のウォレットに表示させるなどをした場合は、本物と見分けがつかなくなるだろう。そのような行為にツイッターが何らかの策を講じてくるのかにも注目だ。

参考:ツイッター デザイン:一本寿和 images:iStocks/Molnia・noLimit46