12月2日から4日にかけて、匿名アーティスト・PakによるNFTプロジェクト「Merge」がNFTプラットフォーム「Nifty Gateway(ニフティゲートウェイ)」にて合計約9180万ドル(約104億円)で販売された。

同プロジェクトは複数の「マス」ユニットを分割販売するもので、48時間のあいだに2万8983人のコレクターが31万2868個のマスユニット購入した。各マスの価格は299ドルからスタートし、販売開始から終了までの期間中に6時間ごとに価格が25ドルずつ上昇。大量に購入したコレクターには、ボーナスのマスも与えられる。

また、コレクターが2次市場でマスを購入するたびに、新しく購入したマスと既存のマスはひとつのNFTとして「マージ」される。この仕組みにより、時間の経過とともに同プロジェクトのNFTの数が減少するが、マスの総量は一定に保たれる。

今回の販売総額は、今年3月にをはるかに超え、NFTセールの過去最高額を更新。また、2019年にも上回っている。

ニフティゲートウェイの共同設立者であるダンカン・コックフォスターは声明文で、今回の記録更新は「NFT(コミュニティ)にとって信じられないことだ」とし、「これは、アートとイノベーションのメディアとしてのNFTが、ブロックチェーン技術によってのみ統合されうることをさらに証明するものだろう」とコメントしている。

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