こんにちは。trevaryの金城です。これまで弊社では動画アプリをはじめ様々なプロダクトを開発運営してきましたが、web3領域にフルベットすると決めリサーチを進めている中で、よくまとまっているレポートがありましたので意訳しながらnoteでもシェアしていきたいと思います。
2021年後半から「web3」なる言葉が世界的に大きなトレンドとなっていますが、まだイマイチよくわかっていない方もいるのではないでしょうか。
色々な定義がありますが、いったんここではNFT、DAO、DeFi、ゲーム、メタバースなどといったブロックチェーン技術をベースにした各カテゴリを包括する概念をweb3とさせて頂き、その各領域の2021年振り返りをファクトベースで追っていければと思います。
個人的にはweb3をもう少しシンプルに表すには分散所有という概念を含んだ**「オーナーシップエコノミー」**という言葉がしっくりくると感じています。ステークホルダーエコノミーという呼び方も同義となりますので、以下のツイートも参考になるかと思います。この内容をより言語化したものを年内に上げたい...
全てまとめるとなかなか長くなりましたので、まずは各カテゴリにおける総括からどうぞ。
2020年がDeFiが盛り上がった年だとしたら、2021年は間違いなくNFTが爆発した年だったと言えます。2021 流行語大賞にノミネートされるなど、マスにも普及したワードです。web3の検索ボリュームトレンドと比べてもその盛り上がりがわかるでしょう。
2021年のNFT取引額は230億ドル以上となったようで、ブロックチェーンでデータの所有権を担保する仕組みにより、デジタル上に希少性/限定性という概念をわかりやすく示したイノベーションだと感じます。
2021年3月に75億円で落札されたBeepleのNFTを皮切りに、CryptoPunks、Bored Ape Yacht Club (BAYC)、Art Blocksなどのコレクションは、NFTの爆発的な普及の象徴となりました。
ハリウッドやスポーツ界の著名人、CocaCola、GUCCI、NIKE、adidasなどの大手ブランドがこの分野に参入し、NFTに異次元の独占性をもたらしました。NFTはクリスティーズやサザビーズのような伝統的なオークションハウスにも登場するなど、日本だけならず世界中でムーブメントを起こしています。
このトレンドに伴い、NFTマーケットプレイスであるOpenSeaは最も人気のあるブロックチェーンアプリのひとつとなっています。
NFTトレカのDapper Labsなどはじめ、この領域はものすごいボリュームがあるので、また後半に詳細をまとめます。
Play-to-Earn、つまり「稼げるゲーム」という概念で多くの可能性を示し、業界をリードしたのは間違いなくSky Mavisのアクシー・インフィニティでしょう。