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伝統工芸品の課題とNFTにかける期待

全国の伝統工芸産地では、琉球びんがた産地同様に染織り物のデジタル化、ライセンス管理スキームの体制整備が不足しており、工芸産地組合、工房、職人さんの知らない形でコピーされ、様々なかたちで使用されてしまっていることがあります。

上記ケースにおける課題は、工芸産地組合、工房、職人さんのこれまでの取り組み、文化継承、技術に対して正当な対価が払われていないことにあり、今後工芸産地を担っていく若手の方を含めて収益機会を失ってしまっていることから産地の持続可能性を大きく毀損してしまいます。

琉球びんがたNFTプロジェクトでは、デザイン性の高いびんがたの型紙・本染めをNFT化しただけでなく、当該デザインを使用した商品の開発・販売での利用権を部分的に許可することにより、UGC可能なNFTとしてリリースします。現時点においては、UGCを希望するNFTについては、都度運営側への問い合わせを頂くことを前提にしているものの、まずは琉球びんがたを応援してくださる皆さまとの信頼関係に基づき、UGCグッズを製作・販売、収益化可能な機会の拡大を図っていきたいと考えております。

※ UGC とは、「 User Generated Content」の略称です。ユーザー生成コンテンツと呼ばれ、様々なユーザーと連携したコンテンツ・商品等の制作を意味しています。

UGCに関する詳細な規約はこちらをご参照ください

琉球びんがたNFTの利用規約

琉球びんがた及び全国の伝統工芸品の産地では、職人さんと産地問屋、消費地問屋、小売店という商流により、これまでお客様に伝統工芸品を販売して、利益を獲得していました。しかしながら、直近では高齢化、伝統工芸品の販売減少により問屋さんの規模が減少しており、結果的に産地の売上をあげることが難しくなっています。そのため、本プロジェクトを通じて琉球びんがた産地においては、本染め・型紙のデザインをNFT化し、UGC可能とすることによりデジタルデータに基づく新たな収益獲得を目指します。琉球びんがたのデジタルコンテンツを中心とした様々なコミュニティの方々と一緒に分散型自律組織(DAO)のような取り組みが誕生することに期待します。

琉球びんがたNFTプロジェクトでは職人さん、NFT保有者、UGCで応援していただく皆さまも含めたマルチステークホルダー体制で、国内に残る伝統工芸産業の伝承を実現します。NFTという最新技術を介して、職人さんと伝統工芸製品の利用者が直接繋がる世界観をあわせて構築します。

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琉球びんがたNFTで生み出した利益及び培ったノウハウは、日本国内に残る伝統工芸産業のNFT化を推進する資金として活用し、Crypto業界に還元していきます。

関連リンク

琉球びんがたについて

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琉球びんがたNFT運営モデル

琉球びんがたNFTのエコシステム

UGC製作フローと製作事例

琉球びんがたNFTの利用規約

琉球びんがたNFTのロードマップ

琉球びんがたNFT公式Q&Aページ

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■ 外部リンク

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琉球びんがたの製作工程について

知念家十代目, 知念 冬馬氏への紹介記事

知念紅型研究所 HP

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