Mojangが贈るボクセルベースのサンドボックスゲーム『Minecraft』。本作の旧バージョンに存在すると言われる、伝説の地「ファーランド(Far Lands)」を目指して、4年以上も旅を続ける海外プレイヤーKurt J.Mac氏の現在をご紹介します。

2011年3月28日、Mac氏が『Minecraft』を購入した直後から始まった「世界の果てを目指す旅」。「ファーランド」は、開発者Notch氏も言及している、1万2000キロメートルの彼方に現れるという異常な形状の地形が生成されるなど、様々なバグを含み、最終的にプレイが不可能となる場所です。実は既にバージョン1.8で修正されている場所で、Mac氏はバージョン1.7.3の『Minecraft』を使用し、旅を続けています。

Mac氏の旅はただ単純に伝説の地を目指して進み続けるという機械的なものではなく、時には護身用のアイテムを作ったり、一時的な拠点を築いたりと、ストーリー溢れるもの。最初にGame*Sparkで紹介した際は3年間で180時間プレイし、約700キロメートルを踏破していましたが、その後も旅を続け、今年1月の段階で約1500キロメートル地点に到達し、「『Minecraft』における最も長い旅」としてギネスに登録されています。

「Far Lands or Bust!」500回放送

また、Mac氏がYouTubeに投稿している旅の記録を撮影した映像シリーズ「Far Lands or Bust!」は、エピソード数が500回に到達。この映像シリーズは、慈善団体Child Playへのチャリティー活動を目的に実施しており、これまでに335,000ドルの寄付が集まっているとのことです。

同氏は、今年4月の段階で2,097,152ブロック、距離にして2097キロを旅しており、全行程の16.78パーセントを達成。「Far Lands or Bust!」の公式サイトでは、これまでに踏破した膨大なマップが公開されています。ちなみに、4年間での移動距離で単純に考えると「ファーランド」に到達するまで後20年かかる計算。果たして伝説の地「ファーランド」に到達することが出来るのか、興味深い挑戦は長く続きそうです。