M8 Headlessについて

M8 HeadlessはTeensyを接続したパソコンのキーボード、モニター、音声出力を使いながら M8 Trackerを操作できるソフトウェアパッケージです。M8のハードウェアを購入する代わりに 安価に導入する事ができます。

<aside> ⚠️ ただしHeadlessを動かす為に一定のスペックは必要なので、自分のパソコンが 要件を満たしているか確認してから導入を検討するようにしてください。

</aside>

用意するもの

ハードウェア

M8 Headlessの準備のために以下の物を用意する必要があります。(おおよそ4千~1万円強)

  1. Teensy 4.1 (SWITCH SCIENCE, 4177円) (千石電商, 4100円): M8のプログラムを動作させる のに必要なマイコンです。画面やキーボードはありませんがこれがM8の脳となります。  注意: 必ずTeensy4.1を購入してください。4.0以前のバージョンではM8は動作しません。
  2. microSDカード: INSTRUMENTやSONG、SAMPLE等を保存するのに必要です。microSD カードであれば何でも良いという訳ではなく、ランダムアクセス(リード/ライト)が速い ものが必要です。以下の製品が推奨される一例です。
    1. Lexar Professional 1800x 64GB (高価なりに良い製品です。Amazon, 7341円)
    2. SanDisk 32GB Ultra microSDHC (安いですが信頼できます。 Amazon, 1049円)
    3. Transcend 300S 32GB microSD (安いですが信頼できます。 Amazon, 1080円)
  3. microUSBケーブル: 既に死ぬ程持っている人もいるでしょうが、1つあれば十分です。
  4. (オプション) microSDカードリーダー: 手持ちのパソコンにmicroSDカードリーダーが内蔵 されていなければ購入してください。
  5. (オプション) テンキー/ゲームパッド: M8のハードウェアをシミュレートするのに小型の USBテンキー、またはゲームパッドがあると便利です。もちろん通常のキーボードで 操作する事もできます。

ソフトウェア

M8 Headlessをセットアップするのにいくつかのソフトをインストールする必要があります。

  1. TyTools: Teensy4.1にM8 Headlessのファームウェアを書き込むのに使用します。
    1. https://github.com/Koromix/tytools/releases にアクセスします。
    2. 自分の使用環境に対応した最新版のTyToolsをダウンロードします。
      1. Mac OS: 最新版のTyTools-x.x.x-osx.dmg
      2. Windows: 最新版のTyTools-x.x.x-win64.msi(もしくは.zip)
    3. ダウンロードしたTyToolsをインストールします。
  2. TouchDesigner: Teensy4.1と通信して、M8のUIをモニターに表示するのに使用します。
    1. https://derivative.ca/download にアクセスします。
    2. 使用環境に対応したTouchDesignerをダウンロードします(Mac OS/Windows)。
    3. ダウンロードしたTouchDesignerをインストールします。
  3. SD Card Formatter: 32GB以下の古いmicroSDカードを再利用する場合、Teensy4.1が カードを正しく認識、使用できるようにフォーマットを行う必要があります。
    1. https://www.sdcard.org/downloads/formatter/ にアクセスします。
    2. 使用環境に対応したファイルをダウンロードします(Mac OS/Windows)。
    3. ダウンロードしたファイルを解凍し、インストーラーを実行します。

インストール手順

Step1: microSDカードのフォーマット

<aside> ℹ️ 古いmicroSDカードを再利用する場合のみ必要な作業です。当てはまらなければ そのままStep2に進んでください。

</aside>