https://twitter.com/kozo_tx/status/1453920505933697033?s=12
1/ ソーシャルトークンの先駆者「Friends With Benefits(FWB:フレンド・ウィズ・ベネフィット)」が米VCアンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)などから$10M(約11億円)の資金調達。
日本だとニュースにならず、ほとんど知られてませんが面白い動きだと思いますので、簡単にまとめておきますね。
2/ a16z発表によれば、2020年9月スタートのFWBメンバーは現在2000名。
アート、編集、音楽などクリエーターのDAO(自律分散型組織)が存在しており、IRL (in real life)のメタバースのようだ、と表現されています。
時価総額は1億ドル弱、なぜFWBにそこまで価値があるのか?
3/ 一つには、ブランド価値です。
FWBは、過去にこちらのスレッドで取り上げたBrud CEOのTrevorさんが共同創設者です。
Brudはインスタ300万フォロワーの有名バーチャルインフルエンサーを育てるなど、スレッドで書いたとおり"ストーリーテリング"に高い手腕を持ってます。
5/ もう一つが「②"NFT"から"DAO(自立分散型組織)"へ」です。
Brud CEOのTrevorさんは、実はDAOの有名コミュニティの一つである”Friends WithBenefits”の創設者です。
トークンの時価総額は約7500万ドル(約83億円)。多くのクリエーターやアーティストに支持されています。 https://fwb.helpこのスレッドを表示
4/ FWBの仕組みは?
簡単に言えば、トークン($FWB)を中心にしたDAOです。参加するには、暗号資産$FWBが必要。チャット、ニュースレターなどイベントごとに参加に必要なトークン個数が異なります。
またタウンホールと呼ばれる場でメンバーが議論に参加し、ガバナンス/意思決定がなされています。
5/ なぜ有名VCのa16zが1000万ドルを出資?
ここからは推測ですが、FWBはソーシャルトークンを基に一つのカルチャーを形づくるDAOの先駆者的な存在です。
その過程で、トークンに基づくコミュニティ運営のさまざまなノウハウが得られるのではないかと思います。
参考記事↓
6/ DAOは次のトレンドと、a16zは位置づけてます。
FWBへの投資理由には、DeFiがブロックチェーンにおける最初のキラーアプリ、次が今年のNFTとクリプトゲーム、そして次がDAOとWeb3プロダクトだと述べられていました。
DAOの定着に向けたロビー活動も活発にしています。
米VCアンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)が「DAOを法的に位置づけるならUnincorporated Nonprofit Associations ("UNA":非法人非営利団体)ではないか」という意見書を作成。
専門的すぎて理解不能ですが、こうしたロビー活動がアメリカ国内で展開されていることが重要なのかも。 twitter.com/milesjennings/…
7/ 一方で、FWBを正面から批判するような記事もあります。
クリエータークラスを組織して注目を集めるのはわかるが、あまりにもユートピア的だ、というのがNYマガジンの記事でした。
ちょうど国内のサロンビジネスへの批判と似てますね(DAOと仕組みは違いますが)。
8/ 要するに、重要なのは何?
来年、2022年のトレンドが、ソーシャルトークンに基づく「DAO(自律分散型組織)」、そしてクリプトの世界を広げる「Web3プロダクト」群の2つにテーマが移りそうだ、ということです。
もちろん、NFTやGameFiは定着の時期に入ると思います。いよいよ始まりますね!