■ 概要

ファルサー(Falsar)

イヴェリスの大地から突如として出現する、鉱物に由来する異形の存在。身体は結晶や鉱石で覆われており、生物的な形態を示す一方で、人が知る獣や虫とは異なる不気味な輪郭を持つ。

その外殻は非常に硬く、高い防御力を備えているため、通常の銃器では傷をつけることすら困難である。そのため人々の生活に大きな影を落とし、採掘場や農村を襲撃し、時に都市にまで被害を及ぼす。その破壊力は一つの村を消し去るほどにも及び、人々にとって畏怖の対象となっている。

ファルサーは、特に北部の山岳地帯やネイラ川流域といった鉱物資源の豊かな土地では、その出現頻度が高い。発生の原因はいまだ解明されていないが、古代の書物には「ファルサーは神の使いである」と記されており、当時の人々が畏怖と信仰の対象として捉えていたことが確認されている。

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■ 身体構造

ファルサーには人間や動物のような臓器はなく、内部は結晶や鉱物繊維が層状に組み合わさった構造をしている。活動の中心には「鉱物核(コア)」がある。

コアは個体の内部に存在する結晶体であり、その大きさや形状は個体によって異なる。コアの周囲には層状の結晶や鉱物繊維が形成され、筋肉や骨格に相当する役割を果たしていると考えられている。

観測記録によれば、コアが破壊されるとファルサーは急速に活動を停止し、ただの鉱物片の集合体へと戻る。このため、コアは「ファルサーを討伐する上での最重要部位」と位置づけられている。ただし、個体によっては外殻や結晶の層で厳重に守られており、コアに到達するのは容易ではない。

肉質も生物のような柔らかさはなく、鉱物的な硬さを持ち、切断すると砕けた鉱物片や結晶の破片となる。

■ 生体

ファルサーは大地や鉱床から突如として現れるため、幼体や卵といった発生段階は確認されていない。基本的には捕食や繁殖といった目的を持たず、徘徊や攻撃を繰り返す単純な行動が中心である。しかし、すべての個体に「南部へ向かう」という共通した行動が見られており、その理由はいまだ解明されていない。

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