NotebookLM:概要
これらの音声コンテンツでは、横浜の地域コミュニティにおけるゲーム文化の希薄さと、それが新しい参加者を遠ざける要因になっている可能性について語られています。また、AIツールの活用について、プログラミングや情報収集における利便性と、適切な指示や自身の知識の必要性といった難しさが論じられており、特に自身の得意分野以外でのAI利用における課題が強調されています。さらに、オーストラリアの在留邦人コミュニティとの対話を通じて、母語が失われる現象や日本語教育の重要性といった、海外ならではのコミュニティが直面する課題にも焦点が当てられています。
ちえラジChat 2025年4月第5週のまとめ.mp3
ブリーフィングドキュメント
ブリーフィングドキュメント:高道ちえ氏の最近の活動と思考
概要
本ブリーフィングドキュメントは、提供された高道ちえ氏によるちえラジChatの音声ログに基づき、氏の最近の活動状況、主な関心事、およびそれらに対する考えをまとめたものです。特に、AIの活用、地域コミュニティの現状、そしてゲームという共通言語に関する氏の独自の視点が浮き彫りになっています。
主要テーマと重要ポイント
- 直近の活動予定と近況
- 2025年4月第5週は、公開のイベント参加予定が一切ない。突発的な予定が入る可能性はあるが、現時点では未定。
- 4月29日夜にはHAMATICAVER vol.5およびSBC.オープンマイクNo.109が開催されるが、氏自身の出演はない。
- 近況として「横浜って不思議な場所だな」という感覚を抱いている。特に、地域活動に積極的で、かつゲームを公言している人が少ないことに驚いている。
- 「横浜ってなんか結構不思議な場所だと自分は思っています。特にゲームについて、自分ゲームやってるんですよっていうのを公言していて、かつ地域の活動とかそういうのに積極的にやってるみたいな人っていうのは本当に少ないなって思うんですよ。」 (2025-04-29)
- 他の地域ではゲームを公言する人が比較的おり、地域コミュニティ内でゲームに関する話題ができる場もあると感じている。
- 地域コミュニティにおいて、アニメやゲームといった話題が一切飛び交わない現状を不自然、おかしいと感じており、この状況を変えていきたいと考えている。
- ゲームを公言しづらい雰囲気は、ゲームをする人が地域コミュニティに入りづらくなる要因であり、自身の得意な話題ができない場には誰も好んで入らないと考えている。
- 自身がゲームやアニメの話を多くするのは、「そういうような人がここにいるんだぞ。こういうような人に居場所が必要なんだぞ」ということを伝えたい、そして地域コミュニティにそういう話ができる雰囲気を作りたいという思いからである。
- AIの活用とプログラミングにおける課題
- ここ最近、AIを様々な場面で活用している(プログラム作成、SBCast.ゲスト探し、まとめ文章作成、地域活動リサーチ、イベントキャッチアップなど)。
- 特にプログラミングにおいてAIを利用する際に「言語化が難しい」という課題に直面している。
- 自分の得意分野以外のプログラミングをAIに依頼する際、適切な技術用語や表現がわからず、意図がうまく伝わらないことが多い。
- 間違った表現はAIにそのまま解釈され、期待通りのコードが得られない確率が高い。
- AIが作成したコードが動かない、あるいは違う場合に、自身の表現の問題なのか、AIにそもそも依頼するのが無理なのかの判別が難しいと感じている。
- 「だから正直、何かAIでプログラムを書いてもらって、あれこれ動かないよとか、あれこれ違うよって思った時に、自分の表現が間違っているのか、そもそもAIにこういうようなコードを書いてもらうのは無理なのかっていうのがすごい判別難しいんですよね。」 (2025-04-29)
- プログラムの構造や特定の操作方法(例:スマートフォンの珍しい操作)の正式名称を知らないことが、AIへの適切な指示を妨げている。
- プログラミング未経験者がAIでアプリ作成を試みて、自身にもプログラミング知識が必要だと気づくという話と同様に、自身の得意分野以外では用語が分からないため適切な指示ができない。
- AIは人間のように追加質問をしてこないことが多いため、間違った指示がそのまま間違った解釈につながるリスクが高い。
- 知らない分野のプログラムをAIに依頼する際は、なるべく狭い範囲でコードを書いてもらうなどの工夫が必要。広範囲の変更依頼は追いつかなくなる。
- AIの活用により、これまでは難しそうだと感じていたプログラミングにもアプローチできるようになった点は大きなメリットである。
- 特に移動が増えたことで、オフラインに依存しない作業環境(Google ColaboratoryやCodePenなど)への移行を進めており、AIはその手助けとなっている。
- AIは「これこれの情報をダウンロードして調べました」と言いつつ実際には調べていないこともあるため、AIの出方を見て対応する必要がある。型通りにやることが難しい。
- 開発環境に内蔵されたAI機能(GitHub Copilot, Gemini Code Assist)も利用しており、叩き台作成はChatGPT、既存コードへの機能追加はGemini Code Assistと使い分けている。
- プログラマーの専門知識がなくてもプログラミングが書きやすい状況になってきたと感じる一方で、AIは「これおかしいですよね」と指摘してくれないため、自身で間違った方向に進んでいることに気づける「勘の良さ」が必要となる。これはプログラマー以外の入りやすさにつながる可能性がある。
- AIの機能は日々更新されているため、「男子三日会わざれば刮目して見よ」のように、AIも3日使わざれば刮目して見るべき存在だと考えている。新しい使い方ができるようになることに柔軟に対応する必要がある。
- 以前はうまくいかなかったAIの活用法(例:Toggl Trackデータの解析)も、モデルの更新などで改善されている。
- AIを追いかけること自体が楽しい場合を除けば、自身の目的達成を優先して、今目の前の環境で使いやすいAIツールを利用するのが最適だと考えている。
- AIに対する先入観は持たず、柔軟に様々なAIツールを利用し、文章を読んで考えることが重要である。
- SBCast.での海外在留日本人コミュニティの振り返り
- SBCast. No.141でシドニー日本クラブの水越雄四郎氏に話を聞いた回を振り返った。
- 海外で活動する在留法人コミュニティ、特にインターネットで活動する団体について、AIに聞いて出てきた団体の一つである。
- 日本の形式のお祭りの開催など、様々な活動を行っていることを知った。ポッドキャストのカバーアートやYouTube、ダイジェストで提供された写真を使用している。
- 今回特に注目した点は「在留法人ならではのコミュニティの難しさ」である。
- ニューヨークや台湾の在留法人コミュニティの話では出てこなかった内容が多く出た。
- 最も衝撃的だったのが「母語返り」という現象。認知症が始まると最初に覚えた言語(日本語)に戻ってしまう現象で、驚きと共に過去に聞いた記憶を呼び起こした。
- 日常生活で英語を使う機会が多く、特に2世3世では日本語が使えないという課題があり、日本語学校の存在も在留法人コミュニティならではの課題であると感じた。
- 「特に一番衝撃的だったのが母語返りっていう現象ですかね。認知症が始まってくると一番最初に覚えた言語、つまり日本語に戻ってしまうっていうような現象。(中略)ああそういう現象ありえるんだなっていうのをびっくりしました。」 (2025-04-30) 「そのほかあまりには日常生活で英語を使う機会が多くて、特に2世3世の方なんかは日本語が逆に使えないということもあったりして、だからこそ日本語学校があるよと。これも本当に在留法人のコミュニティならではの課題なんだろうなっていうふうに思いました。」 (2025-04-30)
- 在留法人と関わる機会がなかった自身にとって、これらの話は想像できず貴重な経験となった。
- 今回は特に海外ならではの悩みに触れることが多かった。
- 水越氏が「そういうコミュニティのことをもっと日本に住んでいる方にも知ってほしい」と語っていた点に触れ、自身の中で今まで触れてこなかった観点であり、今後他の在留法人コミュニティに話を聞く際にもこの思いを頭の隅に置いて声を掛けていきたいと考えた。
- ゲームをする人、しない人
- 大人でゲームをする人が少ないと言われた経験から、ゲームをする人としない人が年齢に関わらず明確に分かれていると感じている。
- 学生のポッドキャストや地域の大学生サークル活動でも、ゲームをしないと公言している人がいることを知った。
- 「どういう年代であってもゲーム一回もやったことない人はほぼいないと思う」という過去のSBCast.での発言に引っかかりを感じ、「本当に?」と疑問を持っている。広義の「遊び」をゲームと捉えればそうかもしれないが、デジタルゲームなどに一切触れてこなかった人も意外といると感じている。
- 特に自身の知っている地域活動に関わる横浜の人の大半は、ゲームに一切触れたことがないのではないかと感じている。
- ゲームをしない人との会話のチャンネルをどのように合わせていくかが課題である。
- ゲームはあらゆる共通言語や共通体験に深く入り込んでいると感じており、「この言葉は通じるだろう」と思っても意外と通じないのは、その根底にゲーム体験があるからではないかと考えている。
- パソコンやスマートフォンのユーザーインターフェース(操作方法)もゲームに大きく通じており、ゲームに触れたことのない人がこれらの画面構成をどう理解し使いこなすのか全く想像できない。
- 「パソコンとかのユーザーインターフェース、操作方法もね、やっぱり正直ゲームに一回も触れたことない人がどうやってこれらの画面構成を理解し使いこなしていくのかっていうのが全くわかんないなんていうのが結構あって、それほどまでになんかすごい今の画面構成ってゲームに通ずるというかそんな感じもします。」 (2025-05-02)
- 自身の母親がタブレットやスマートフォンの操作に迷わないのはゲームをやっているからだと考えており、逆にゲームをやっていない人がこれらに慣れるイメージが湧かない。
- ゲームをしない人を理解するのは負担が大きいと感じており、ゲームではないがゲーム的な体験ができる方法を提案していく方向で考えた方が良いのではないかと思っている。
結論
高道ちえ氏は、直近で公開の活動予定がない中で、横浜という地域におけるゲームコミュニティの不在と、それがもたらす課題に問題意識を持っている。また、AIを様々な場面で活用しており、特にプログラミングにおいてはその可能性を感じつつも、適切な指示を出すための「言語化の難しさ」や、AIに頼るが故に必要となる自身の「勘の良さ」といった課題に直面している。さらに、SBCast.での海外在留日本人コミュニティへのインタビューを通じて、「母語返り」や日本語教育の課題といった、在留法人ならではの困難を知り、その現状を日本国内の人々にもっと知ってほしいという思いを抱いている。そして、ゲームというものが現代社会において共通言語や共通体験として深く根差していることを感じており、ゲームをする人としない人の間に存在する隔たりと、その解消に向けたアプローチについて模索している。これらの活動や思考の根底には、自身が感じる「居場所」の必要性や、多様な人が当たり前に話せるコミュニティを作りたいという強い願いがあることがうかがえる。
この文字起こしより、行われたイベントのダイジェスト、発言者が行ったこと、感じたことをまとめたレポートを作成してください
提供された文字起こしに基づき、行われたイベントのダイジェスト、発言者が行ったこと、感じたことをまとめたレポートを作成します。
レポート:ちえラジChat 2025年4月28日〜5月3日 配信内容より
行われたイベントのダイジェスト