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動画説明, 上野動物園のジャイアントパンダ、シンシンの出産の瞬間

妊娠の兆候が見られていた東京・上野動物園の雌のジャイアントパンダ、シンシン(15)が23日、双子の赤ちゃんを出産した。同動物園でパンダの赤ちゃんが誕生するのは2017年のシャンシャン以来で、双子の誕生は初めて。

赤ちゃんパンダの性別はまだ明らかになっていない。

ジャイアントパンダは野生でも飼育されている場合でも繁殖が難しいことで知られる。生息数は数千頭とされ、保護活動家たちは危機的状況にあるとしている。

上野動物園の福田豊園長は、同園で双子のパンダが生まれたのは初めてとし、「2頭目の報告を受けた時は思わず『やったー』と思ってしまいました。大変うれしく思っております。2頭を温かく見守っていただき、成長を楽しみにしていただけたら」と記者団に語った。

ジャイアントパンダが同時に2頭の子供を育てることはめったにないため、園は1頭を保育器に入れることにした。

大橋直哉教育普及課長は、1頭を保育器に入れている間に、シンシンがもう1頭に母乳を与えられるよう、子パンダを交互に入れ替えると説明した。

生まれたばかりのジャイアントパンダの赤ちゃん。1頭は保育器に入れられた

シンシンをめぐっては、3月に雄のリーリーの交尾が確認され、先月下旬には妊娠の兆候が見られた。

妊娠の兆候が報じられると、動物園近くのレストランチェーンの株価が一時急上昇した。パンダは日本の観光経済に大きな役割を果たしており、動物園の来園者が増加することへの期待感から株価が上昇する。

シンシンとリーリーは中国から借り受けており、2017年にはシャンシャンが誕生した。2012年にもパンダが誕生したが、わずか6日後に肺炎で死んだ。