<aside> 💡 このページは@nobumeiが個人的にまとめたAstar Networkについての解説です。
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■ アジェンダ
https://speakerdeck.com/astarnetwork/astar-network-introduction-2021-july
Astar Network(以下、Astar)は、渡辺創太氏がFounderを務めるPolkadot上のdApps Hubになることを目指したLayer1ブロックチェーンです。Polkadotはブロックチェーンの相互運用性の課題を解決することを目指しており、その設計上、スマートコントラクトをサポートしておらずPolkadot上に直接dAppsを構築することができません。
その点、AstarはEthereum Virtual Machine(EVM)とWebAssembly(WASM)をサポートしており、EthereumやWeb Appを開発していた開発者がdAppsを開発しやすい環境を整えています。
Astarは2021年11月に開催されたPolkadotのパラチェーンオークションでの投票で勝ち上がりPolkadotのリレーチェーンに接続する権利を獲得したことで、Astar上のdAppsはPolkadotが持つ高いセキュリティとスケーラビリティを享受することができます。
AstarはPolkadotの1/10の規模を持つテストネット的な意味を持つKusama Network上においてもShiden Networkというパラチェーンを接続しています。
Astarは2022年1月に正式ローンチされ、独自トークンであるASTRも発行されました。発行当時、時価総額は3,000億円を超え、ユニコーン上場となりました。日本ではプライベートブロックチェーンを採用するプロジェクトが多い中、パブリックブロックチェーン上で活躍する日本発のプロジェクトということで、日本のWeb3.0界隈から応援されています。
また、Astarは自らのエコシステム内にdApps開発を推奨するためのdApps Stakingという仕組みを持っており、貢献した開発者が金銭的メリットを享受できる「Build to Earn」を実現しているためdAppsやDeFi、NFTなどの様々なプロジェクトが動き始めています。
AstarのFounderである渡辺創太氏の掲げる思想がWeb3.0ど真ん中を貫いておりそれが設立当初からブレていない点が素晴らしいです。
Astarはグローバルで実績を残しているプロトコルですが、企業のPR文脈としては
これらの要素を持ったAstarを企業が応援していることを示すことで以下のようなメリットを得られ企業イメージを向上させることができると考えます。
コストが圧倒的に安い
NFTの大量配布を考えるのであればGasコストが圧倒的に安いSDNがおすすめです。
やや処理の重いWrite処理、チェーンごとのガス代の目安です Ethereum : 352ドル Polygon : 0.36ドル BSC : 0.18ドル Arbitrum : 16ドル OptimismETH : 5.83ドル Astar :0.00023ドル Shiden :0.000092ドル Avalanche C−chain : 2.21ドル
販売を行う場合は購入通貨がASTS / SDNとなり、入手経路が難しくなるので要検討
dApps開発の簡単さ、dAppStakingの恩恵を享受できる
Astarとのリレーションを持つことができる