コンポーネントの構成
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このコンポーネントは,集中荷重,等分布荷重,床荷重(亀の甲分割),面荷重(面積比に応じた集中荷重分配),壁荷重(1方向分割),梁の自重,これらによるCMQ(等価節点力)を統合し,構造解析用の外力ベクトルと,部材断面力を作成するコンポーネントです。出力形式は以下の通りです。
- F:節点外力ベクトル(Tree形式で,節点番号0から順に[[節点番号,Px, Py, Pz, Mx, My, Mz],...]と6つの自由度に対応した外力(X,Y,Z方向の軸方向力およびX軸回り,Y軸回り,Z軸回りの曲げモーメント))
- f:要素内力ベクトル(分布外力などを等価節点力に変換した場合に発生する断面力が格納されます。Tree形式で,要素番号0から順に[要素番号,Ni, Qyi, Qzi, Mxi, Myi, Mzi, Nj, Qyj, Qzj, Mxj, Myj, Mzj, Nc, Qyc, Qzc, Mxc, Myc, Mzc],...])
- Rj:構造物がjointを含む場合,内部計算でjoint部分の節点を2重に作成し,CMQ計算に接合部の剛性を考慮しますが,ここではその内部処理が施された後の節点座標ベクトルを出力します。
Fとfは,Elastic Analysisの入力データとなります。Rjは地震力を作成する際に使用されます。
入力するデータは以下のとおりです。赤字は入力必須データです。
- R:節点座標ベクトル(AssembleLinesやAssembleGeometries,AssembleShellsなどで生成されたものを繋ぐか,GHPythonなどで直接記述したものを入力します。tree形式で,[[x0,y0,z0],[x1,y1,z1],・・・]の並びになります。)
- IJ:材料・断面・コードアングル情報も含んだ要素節点関係(AssembleLinesやAssembleGeometriesで生成されたものを繋ぐか,GHPythonなどで直接記述したものを入力します。tree形式で,[[0番目の要素のi端の節点番号, 0番目の要素のj端の節点番号, 0番目の要素の材料番号, 0番目の要素の断面番号, 0番目の要素のコードアングル], [1番目の要素のi端の節点番号, 1番目の要素のj端の節点番号, 1番目の要素の材料番号, 1番目の要素の断面番号, 1番目の要素のコードアングル], ・・・]の並びになります。)
- joint:梁要素の端部結合条件を入力します。GhPythonなどで直接記述するか,あるいはReadBeam2で作成されたものを繋ぎます。jointを有する構造物の場合には必ず入力する必要があります。
- p_load:節点外力$[\textrm{kN}]$を入力します。GhPythonなどで直接記述するか,あるいはReadPointまたはNodalLoadで作成されたものを繋ぎます。
- e_load:要素等分布荷重$[\textrm{kN/m}]$を入力します。GhPythonなどで直接記述するか,あるいはAssembleLinesまたはLineLoadで作成されたものを繋ぎます。
- f_load:床荷重$[\textrm{kN/m}^2]$を入力します。GhPythonなどで直接記述するか,あるいはSurfLoadまたはSurfAutoCreationで作成されたsf_loadを繋ぎます。
- s_load:面荷重$[\textrm{kN/m}^2]$を入力します。GhPythonなどで直接記述するか,あるいはSurfLoadまたはSurfAutoCreationで作成されたsf_loadを繋ぎます。
- w_load:1方向壁/床荷重$[\textrm{kN/m}^2]$を入力します。GhPythonなどで直接記述するか,あるいはSurfLoad2で作成されたw_loadを繋ぎます。
- A:部材の断面積のリスト$\textrm{[m}^2]$を入力します。Cross-Sec Perfで作成したものを繋ぎます。
- rho:部材の単位体積重量を入力します。Materialで作成したものを繋ぎます。
- accuracy:1.0e-10が入っています。亀の甲分割を施す場合の交点の内部計算の誤差判定に用いられる数値で通常は変更しません。
なお,Aとrhoを2つとも入力することで自重を考慮できますが,考慮される自重は梁要素のみで,シェル要素の自重は考慮されませんので注意してください。また,シェル要素はf_loadには対応していません。f_loadは亀の甲分割した分布荷重を面に接する梁要素に作用させるのに対して,s_loadは単純に面積比に応じて頂点に鉛直下向きの集中荷重を割り振ります(したがって面の中間に応力は発生しません)。