2022年11月8日に発行されたCanonの特許の出願履歴から考察しました。

今回は結果的にRCE2回することになってしまいましたが、その前まで見れば、比較的早い段階で許可可能クレームまでこぎつけていました。出願人も許可可能クレームを含むクレームを提示したのですが、AFCPにおける追加調査によって、許可可能クレームが覆り、そこから次々に新しい先行技術文献による拒絶に苦しむことになってしまいました。

目次

書誌情報から

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Canonの特許(Pat. No: 11,494,146)です。

2020年6月に出願され、2022年の11月に特許になっているので、約2年5ヶ月の審査期間になります。

継続出願情報

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継続出願はありませんが、日本で最初に出願されているので、外国出願の優先権を主張しています。

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代理人については後でも触れますが、Canonはアメリカに専属の組織を持っているようです。

Power of Attorneyに登録されている人だけでも22人いたので、かなりの規模の組織だと思われます。