益田ドクターYouTube【 精神科医がこころの病気を解説するCh 】内で自然に生まれたコミュニティもそうですが、患者さんや苦しみを抱えている人というのは『 自分以外にも同じような病気や苦しみを抱えている人がいる 』『 その経験をしている、した人たちで情報交換する 』といった、医師からではなく、当事者同士が経験を語り合い、交流するからこそ得られるものが数多くあり、また、自分がそこに発信することで芽生える責任感だったり、貢献感や所属感は、治癒にとっても代え難く、より良い形で活かしていきたいという思いを常に抱いていました。

人が健康になるためには、体調の問題に対して心身のバランスを整える、良い知識(概念)を身につける、そして良い人間関係を維持する=健康的なつながりを持つ、この3つが重要になってきます。

人間は『 社会的動物 』であり、群れの中で生きていないと多くの人は自律神経のバランスを崩し、安心・満足することができません。

他者といたり会話をすることで『 自分はどういう人間なのか 』『 何が不安で苦しいのか 』といった感情や言葉を理解し学習していきます。そして、感情を言語化することによって、その感情を上手にコントロールできるようになっていくのです。

たわいもない会話や雑談だけであったとしても、良い人間関係を維持し続けることは、自律神経を整えて心身のバランスを保ち、良い知識も身について、所属しているという安心感を得ることができます。

「 苦しい 」「 誰かに聞いてほしい 」「 情報交換したい 」など、必要とするその時に、時間や場所といった物理的制限なく 24時間 365日つながることのできるオンラインの特性を活かし、メタバース空間でメンバー同士が自由にディスカッションしたり、体験談を語り合ったり、また『 “ こころ ” ってどういうものなんだろう 』などといった精神医学、脳科学や社会学、哲学的などを自由に学び、情報交換できる “ 居場所 ” であれたらとの思いから当自助会は発足されました。

入り口は益田ドクターであれど、プロのエッセンスやアドバイスを上手に活かしつつ、医師中心のトップダウン的なものにとどまることなく『 当事者が治療モデルを作り出せる 』ようサポートし、メタバース空間でのニューロダイバーシティに重きをおきながら、メンバーが自走して創り上げていける会となることを目指しています。