ロフト地下要塞

ゴルモア南部の都市ロフトにある広大な地下要塞 要塞の建設は3期によって進められ、1期はゴルモア進出を狙うルーレットに備え、1461年に着工し翌年完成した。 1494年にルーレット=マーベチック間の国交が回復し、ルーレット地方の緊張が薄れると次第に価値を失い 地下要塞は次第に荒廃していったが、1530年代のロフト周辺の発展に伴う地価高騰によって 第二期工事が行われ、その結果地下要塞は大規模地下街へと生まれ変わった。 その後も徐々に地下街は拡大していったが、1580年代にテクスタ・ルーレットが台頭し、緊張が生まれると 再び要塞化が進められ、1600年の首都ドロント陥落後は最終防衛都市としてゴルモアの国力全てをつぎ込み 大規模で屈強な地下要塞が完成した。この地下要塞は要塞というよりも都市機能を全て地下に移した地下都市に 近いものであり、空襲を始めとした各種攻撃に対しても耐えられるように設計されていた。 そのため難攻不落の地下要塞と呼ばれ、テクスタ・ルーレットもあまりの強固さに攻略は不可能と判定し 早々に和平を結んで侵攻先をゴルモア南部からレベットの方に切り替えていった。

時は流れ、世界崩壊後は、ロゴスドーラは地下深くには浸透しにくいという性質から 地下部分はロゴスドーラの影響をあまり受けない都市として重宝され続けた。 2500年頃から始まった人類の生存をかけたアンダー・ヘブン計画においても 地下に大規模施設を作る際に当たってはロフト地下要塞がモデルとして使われた。

アンダー・ヘヴン計画

世界統一を成し遂げた人類連合により、ロゴスドーラにより居住地域がなくなりつつある 人類の最後の望みを託して行われた巨大プロジェクトであり、 約一万人収容の巨大地下都市を50都市建設し。人類の存続を行う計画である。 都市とは言えど大半の住民はバーチャルマシンによって仮想世界で生活を送り、 エネルギー消費を最小限にすると共に仮想世界での快適な生活が送ることができる。 都市メンテナンスや管理には、希望者の中から試験によって選抜された18歳の若者が 約10年間の任期で担う。彼らは辛い現実世界で働く見返りとして、任期終了後は都市管理の 中核となれるので人気が高いが、出世欲のない者達は現状でも快適だと志願しない者も多い。 都市のエネルギー源は地層深くの地熱やマグマから取られ、長期の使用でも発電設備に不備が 無いように、幾重にも冗長化された上で修理技術の継承の徹底化が行なわれた。 また、万が一都市住民が全滅した場合をも想定し、外部センサにより地表が生存可能な環境になったと 判定された場合人口子宮により人類を再生させるようなシステムも備えられている。 隣接する都市間はリニアで結ばれており、都市機能に復旧不能なダメージが発生した場合に 近隣都市へ避難出来るようなシステムも備えられている。

コンティリー戦役

1777年に起きた破滅的な戦争。世界の2大派閥であるルーレット連合とレベット連合による戦争であり ルーレット連合は衛星兵器アルト・ハルマゲドンでレベットのほぼ全ての年を瞬時に蒸発させ 報復としてレベットは研究中であり、効果のよくわかっていないロゴスドーラを爆弾としてレベット連合の 中核であるダラスへと発射。初めは不発かと思われたがロゴスドーラが予想以上の威力を発揮し 最終的にはダラスは壊滅し、二度と人の立ち入れない死の街と化した。しかし効果はそれに留まらず ナルストやゾルドへと拡大して行き、300年が過ぎた現代ではルーレット大陸北部全域とホロエゾ グルップリン、ゴルモア大陸西半分が居住不可能な汚染区域となっている。専門家の話によると あと1000年でロゴスドーラは全世界を覆い尽くし、この星は人類が住めなくなってしまうという またロゴスドーラと共に拡散されたガウスドーラによって太陽光が遮られ、世界の平均気温は 世界崩壊前から5℃も低下し、農作物に大打撃を受けている。戦前には約3億あった世界人口も この戦争で約半分の1億5000万人が死亡し、1,800年までには1億人にまで減少した。 その後も緩やかな衰退を続けており、2,091年現在世界人口は3000万人強であると言われている。

ファルモア作戦

第四次ルーレット戦役末期に考案された。ルーレットによるゴルモア侵攻計画 第一段階としてゴルモア国内に大量の工作員を送り込むことにより、南北対立を煽ることによって内戦を起こさせる。 内戦が勃発したら居留民の保護を建前に侵攻し、そのまま治安維持を名目に併合する計画であった。 実際には内戦までは至らず、更にマーベチックの占領政策を巡って対立が進み 対ルーレットという点で南北の利害が一致してしまったために破綻してしまった、

ハコビラ島

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ゴルモア連邦のラジャーユ州に属する島 ルーデシア列島の最も先にある島で、直径は約10km 中規模の街が一つと小規模の集落が2つあるだけである。 現在過疎化が進行中、人口約550人