ワーク・エンゲージメントとは

ワーク・エンゲージメント(Work engagement)とは**「仕事に関して肯定的で充実した心理状態」**を表しており、バーンアウトの研究で有名なユトレヒト大学ウィルマー・B・シャウフェリ(Wilmar B.Schaufeli)教授により、以下のように定義づけられています。

<aside> 💡 ワークエンゲージメントは、仕事に関連するポジティブで充実した心理状態であり、活力、熱意、没頭によって特徴づけられる。エンゲージメントは、特定の対象、出来事、個人、行動などに向けられた一時的な状態ではなく、仕事に向けられた持続的かつ全般的な感情と認知である http://www.jsomt.jp/journal/pdf/063040205.pdf

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上記のように、ワーク・エンゲージメントは3つの要素から構成されています。

つまり、ワーク・エンゲージメントが高い人は「仕事を楽しみながら積極的に取り組み、エネルギーに満ち溢れ、集中している」状態にあると言えます。

なお、エンゲージメントにおける没頭は継続性を重視します。派生元に「フロー状態」の概念がありますが、フローが短期的な没入を意味するのに対し、エンゲージメントの没頭は長期的な日々の没頭を意味します。


関連する概念

ワーク・エンゲージメントに関連する概念を、**「活動水準」「仕事への態度・認知」**の2つの軸により以下のように整理できます。

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