https://s3-us-west-2.amazonaws.com/secure.notion-static.com/4c344423-3d25-4402-af84-fac98c459264/bitcoin_lightningnetwork.jpg

仮想通貨(暗号資産*1)をめぐる技術の中で注目されている「ライトニングネットワーク」とはどんなものでしょうか?

もしビットコインがライトニングネットワークを正式に採用すれば、ビットコインでの決済がクレジットカードの決済速度を超えることも夢ではありません。

そんなライトニングネットワークについて、基本的なところから具体例まで、詳しく解説していきます。

https://s3-us-west-2.amazonaws.com/secure.notion-static.com/9faecfe9-d8ed-4a94-b556-d8741da37b6d/ad-cointrade_a300x250.png

1. ライトニングネットワークとは

https://s3-us-west-2.amazonaws.com/secure.notion-static.com/9b9d0f1c-e416-4b4a-b578-ea2b4065f1f0/lightningnetwork1.png

ライトニングネットワークは、ビットコインのブロックチェーンを利用してその上に存在する機能の1つです。

ブロックチェーンの上に重なっている、もう1つのレイヤー層といったイメージです。

このライトニングネットワークがあるレイヤーをセカンドレイヤーと呼び、ブロックチェーンのあるレイヤーをファーストレイヤーと呼びます。

1-1. 処理速度が速く手数料が超安い

ライトニングネットワークでできることは、ブロックチェーン上でできることとそれほど違いません。新たな技術ではなく、すでに存在している技術を組み合わせただけのものです。

しかしライトニングネットワークを利用すると、ビットコインのブロックチェーンだけの時とは比べ物にならない速度で取引を処理できます。

クレジットカード以上の処理速度

ライトニングネットワークでは、取引のたびにブロックチェーンにブロックをつなげる必要がありません。そのため、1秒間に1,000件は処理することができ、理論上は1秒間に1万件の処理が可能となっています。

クレジットカードが1秒間に数千件ですので、ライトニングネットワークなら将来的に処理速度がクレジットカードを上回ることができるかもしれません。

手数料がほとんどかからない

ビットコインの取引手数料は、1取引あたり約132円(2019年4月現在)。決済を繰り返せば、それだけ負担がかかってしまいます。

しかしライトニングネットワークであれば、最初と最後の決済だけをブロックチェーンに記録しますので、ライトニングネットワーク上で1取引行っても100取引行っても手数料は変わりません