イタリア (Italy)
プロフィール
- 地理的特徴:ヨーロッパ大陸南部。アルプス山脈の南側から地中海に突出した長靴型のイタリア半島と、シチリア島、サルデーニャ島などの島々から構成。
- 面積・人口:総面積30.1万km²(日本の約80%)。人口5,900万人弱。日本と比較して低い人口密度。
- 気候環境:北側のアルプス山脈による保護と、残り三方を囲む地中海の影響。温暖な気候と豊富な日照。ブドウ生育期の少ない降雨。
- エノトリア・テルス:古代ギリシャ人による「ワインの大地」という讃美。ブドウ栽培に理想的な環境。
- 多様性:イタリアワインの最大の特徴。南北に長く延びる国土の起伏に富んだ地形(山岳・丘陵地帯が多数)。地方ごとに大きく異なる標高、傾斜、気候、土壌。
- 文化的背景:1861年の統一まで非統一国家であった歴史。地方ごとの文化、歴史、ワインに対する感受性やアプローチの差異。
- 生産規模:フランス、スペインと並ぶ世界三大生産国の一角。近年は栽培面積・生産量ともに安定傾向。
- 2023年データ:ワイン用ブドウ栽培面積661,811ha、ワイン生産量42,499,478hl。
2023ヴィンテージ情報
- 気象推移:2022年10月〜2023年4月の極端な少雨(干ばつの懸念)。5月〜6月にかけた地方ごとの大量の降雨。7月の酷暑(40度超)と天候回復。8月後半の降雨。9月〜10月半ばにかけての好天(30度近い日中と夜の冷え込みによる晩熟品種の順調な成熟)。
- 病害の影響:降雨によるベト病の蔓延。中南部を中心とした生産量の激減。有機栽培における非常に厳しい環境。
- 生産量:4,249万hl。前年比21.3%減、過去10年平均比13%減。地域別減少率は中部30%減、南部20%減、北部10%減。
- 品質:生産量によるばらつき大。フランチャコルタは生産量増加・最高品質。ベト病を免れたサンジョヴェーゼやネッビオーロ(晩熟品種)の畑のワインは優美。
歴史
古代
- 起源:紀元前2000年以上前からの原始的なワイン造り。ギリシャ人とエトルリア人による本格的なブドウ栽培技術の伝播。