『原爆三十年』「Ⅰ 戦争と広島 二 県下の戦災─2呉空襲」より

呉市街地空襲

7月1日23時50分頃より翌2日2時30分頃まで、B29のべ152機が呉市街地全域を対象に焼夷弾による爆撃をおこなった。投下された焼夷弾は1万6681発、1082トンにたっした。昭和20年7月27日付県知事の報告書によると、死者1831人、重傷者117人、軽傷者337人、行方不明52人、家屋全焼2万2052戸81棟、半焼116戸一棟、罹災者12万2535人にたっしている。其他県警察部の調査では、工場33、官公署21、学校18、病院3等を焼失した。とくに悲惨だったのは、市内和庄地区の横穴式防空ごう内で、煙と熱気で550人の死者がでていることである。

(43ページ)