これは「ろうけつ染め」の染めの場面です。
- 布に「蝋(ロウ)」で絵を描きます。(白い布に白いロウで描くのでわかりづらいので、前もって画用紙に下書きを描いておいてもらいます。それを見ながら本描きします。
- ロウが乾いたら、布を染めます(写真の場面です)。染料が布によく染み込むように、子どもたちが布をよく揉んでおきます。
- 布に染料が染み込むまで(一晩)置き、翌日から一昼夜干します。
- 乾いたら、冷水で水洗いして余計な染料を取り去ります(これをやらないと手などに染料がついてしまいます)。とても冷たいので先生たちがやります。
- もう一度、一晩乾かし、子どもたちが家に持ち帰ります。
- おうちの方が加工し、アルバムカバー、のれん、おもちゃ入れの箱などに仕上げます。(何にしたいかこどもと相談してねとお願いしてあります)
- 「遊びと造形展」で展示します。
- 「10の姿」を参照して、この「染め」の場面で、どんな「姿」が育っているかを考えてみましょう。
- 同じく、ろうけつ染めの全過程でどんな「姿」が育っているかを考えてみましょう。
- 保育者はどんな言葉かけ、接し方をすれば豊かな育ちが期待できるかを考えてみましょう。(必ずしも言葉かけや積極的な関わりをしないほうが良いと思われる場面もありますね)