友達への悩み相談との違いについてお話しするにあたり、まず意識して頂きたいのは、メンヘラせんぱいを利用されるユーザーさんは友達ではなく顧客であると言うことです。

では、具体的に何が違うのかをここでは大きく2つに分けて説明します。

ユーザーさんはお金を払って自分の話をしに来ている

ユーザーさんは、どんな話題であれ、自分の話をしに来ています。友達同士であれば、お互い順番に自分の話をし合って交流することが多いと思いますが、せんぱいの役割はユーザーさんの話を聞くことが中心となります。

ユーザーさんの話を聞いていると、「私も同じ体験をした!」ということも出てくると思います。そうすると、つい自分のことを話したい欲求が出てきてしまいますが、ここではユーザーさんが主役です。ユーザーさんは、その「自分のことを話したい!」という欲求を叶えるために、お金を払ってメンヘラせんぱいを利用されていると考えるとイメージしやすいかもしれません。

そのため、ユーザーさんの話や体験に寄り添うときは、自分の話にすり替えてしまわずに、ユーザーさんの話を共感的に受け止める共感的理解を意識してください。

<aside> 🙅‍♀️ 良くない例 ユーザーさん「恋人から中々連絡がこなくて、ついしつこく連絡してしまって…」 せんぱい「その気持ちわかる!私も同じようなことをしたら大喧嘩になっちゃって反省した!」

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<aside> 🙆‍♀️ 良い例 ユーザーさん「恋人から中々連絡がこなくて、ついしつこく連絡してしまって…」 せんぱい「不安な気持ちが強くなって、良くないと思いつつ連絡してしまったんですね」

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発言に責任が伴う

友達同士で愚痴や相談に乗る時、気軽に「〇〇しちゃいなよ!」のようなアドバイスをすることもしばしばあるかと思います。

しかし、メンヘラせんぱいでの発言は、お金をもらって話を聞くというサービスの性質上責任が伴います。極端な例ですが、「せんぱいの言うとおりに〇〇したらひどい結果になった!責任をとれ!」と責任問題になる可能性も0ではありません。

そのため、ユーザーさんの相談に乗る中で、アドバイスを求められた際の返答には注意が必要です。一例を挙げますので、こういった点に注意してください。