HTTP クッキーは、RFCなどで定義されたWebサーバーとブラウザ間で状態を管理するプロトコルや、ブラウザで作成、保存されるファイルのことを指します。 クッキーは、ユーザーの識別やセッション管理を実現さする目的などで利用されます。 HTTPは、通信が独立した要求( request )と応答( response )の組み合わせになっており、それぞれの要求を以前の要求とは無関係の独立したトランザクションとして扱うステートレスなプロトコルになります。 クッキーは、サーバーとクライアント間での状態を管理することで、ステートレスなプロトコルであるHTTP上で、ステートフルなサービスを実現します。
項目 | 説明 |
---|---|
ファイル | ブラウザごとにテキストファイルで保存される |
Cookieの全容量保存 | 300個が上限 ※300個を超えると古いCookieから削除される。 |
1サイトの制限数 | 20個が上限 ※上限個数を超えると保存できない。ブラウザによって上限が異なる |
1つのCookieの容量 | 4KB ※4KBを超えた部分は削除される |
有効期限 | 保存時に有効期限を設定 ※有効期限が未設定の場合は、ブラウザを閉じた時に削除される。 |
ブラウザ間 | ブラウザごとに保存されるためCookieの共有はできない |
クライアントへクッキーを送信する