略歴

・法律学を専攻し、民法(契約・不法行為)研究ゼミに所属 ・金融機関のSE(システムエンジニア)として業務従事 ・現代アート作家として活動

展示・受賞歴

■2023 KENZAN2023(東京芸術劇場/東京/IAG賞)

■2022 THE BIGINNING 2022(KATSUMI YAMATO/東京/グループ展) Recommend?(KATSUMI YAMATO/東京/個展) ひつじの皮をかぶった絵画教室(渋谷ヒカリエ/東京/グループ展) 3331 ART FAIR 2022(3331 Arts Chiyoda/東京/アートフェア/コレクターズプライズ) STYLE WARS in SEOUL (Gallery Afternoon/ソウル/グループ展) ■2021 Deconstructing Witchcraft「魔術の解体」(KATSUMI YAMATO/東京/個展) Remote Exhibition(岩田商店ギャラリー2F/三重/グループ展) beyond. -the select exhibition-(gekilin. /大阪/グループ展)

■2020 Frankenstein's monster Formalism?(KATSUMI YAMATO/東京/個展) UNKNOWN/ASIA , online (オンラインアートフェア/レビューア賞)

■2019 709 -民法709条-(KATSUMI YAMATO/東京/個展) Independent Tokyo 2019(浅草橋ヒューリックホール/東京/審査員特別賞)

■2018 TOMMY -The New Age Order-(eplus LIVING ROOM CAFE&DINING/東京/個展) TAGBOAT AWARD 13th(世田谷ものづくり学校/東京/審査員特別賞) UNKNOWN/ASIA , Osaka (ハービスホール/大阪)

■2017 TAGBOAT AWARD 2017 入選(世田谷ものづくり学校/東京/入選) Artists from Japan series IV 2017(Ashok Jain Gallery/NY/グループ展) TAGBOAT Independent , Tokyo (浅草橋ヒューリックホール/東京/審査員特別賞) ワンピース倶楽部「はじめてかもしれない」展 (ワンピース倶楽部/東京/アーツ千代田3331) UNKNOWN/ASIA , Osaka (ハービスホール/大阪/企業賞)

■2016 TAGBOAT ART FES 2016(Independent) (浅草橋ヒューリックホール/東京) Tagboat in New York (Ashok Jain Gallery/グループ展/NY)

説明

二宮千都子は、学生時代は法律を専攻し、金融機関のSE(システムエンジニア)として業務従事した後、現代アート作家として活動中。

彼女が興味を持つものの共通点は、「規定」と「結果」である。

社会運営方法を規定する法律しかり、事前に書かれた通りに動くプログラムしかり、世の中を読み解く数式・金融工学しかり。

それは、自分自身は己の理を定めつつもそれを度々蔑ろにしてしまうという作家自身の罪悪感とも関係が深い。

彼女の制作スタイルは生涯をかけた「研究」というかたちを採っている。

「仮説」として様々なコンセプトを持った作品を作成し、展示という「実証実験」を行い、そこで「ログ」を収集し、確認・分析・再検討を行っている。

モバイル機器の普及により、システムの処理結果である画像などを目にする機会は増えたが、その裏で動いているプロセスやプログラムを意識することはほとんどない。

近年の彼女はプログラム言語を、アート作品として提示しようとしている。絵画として再構築することで、「見えないものに光を当てる」ことに挑戦しているのである。

さらに、ツイッターをプラットフォームにして、「行為の同時性」に着目した「オンライン社会彫刻」を提唱するインスタレーション作品なども制作している。