先週末は3連休でした。お正月から日本人、休んでばっかりですが、第2月曜日が成人の日だったんです。大人になった若い人たちをお祝いする、成人式が、それぞれの市や町で行われていました。実は去年から、大人になる年齢が20歳から18歳に大きく変わったんです。じゃあ、今回は18歳の人のお祝いをしたのか、というと、やっぱり20歳のお祝いにしたところが多かったみたいですね。そうでしょうね。1月の18歳は、大学の受験で大忙しです。そんなことしている場合じゃないんですよ。ということで今、日本には「18歳の大人」と「20歳の大人」がいます。18歳で選挙に参加したり、ローンの契約ができるようになりました。でも、お酒やタバコやギャンブルは、まだダメです。20歳になってから、ということになっています。
18歳の大人、んーなかなか大変だと思いますよ。今まで実際に政治やお金の勉強なんて、したことなかったのに、いきなり社会に放り込まれるんですからね**。権利がもらえる代わりに**、義務が生まれるわけです。それなのに、たいての18歳は、大学生になったばかりです。さあ、みなさん、18歳のときって、何してましたか。
私はね、初めて親の家を出て、一人暮らしを始めていました。いい家族でしたよ。でも、早く一人前になりたくて、外の世界で自由に暮らしてみたくて、家から遠い大学に進んだんです。そして、坂が多い町だったので、50ccのバイクを買いました。日本では16歳から小さいバイクの免許が取れるんですよ。親は「危ない、危ない」って、嫌がりましたが、説得しました。おかげで、世界が広がったなあ〜。もう私は大人なんだと、自由な気持ちでいっぱいでした。
でも、いいことばかりは続かない。事故起こしたんです。交差点できちんと止まらなくて、歩いてきたおばさんと、ぶつかっちゃったんです。そして、あちらは1ヶ月入院することになってしまいました。もう、真っ青になりましたよ!けがをさせてしまった、という事実も重かったですが、入院費を払わなくちゃいけない、それってバイクの保険だけで足りるの?とか、考えれば考えるほど心配になりました。もちろん、お見舞いにも行きましたよ。でも、どんな顔して行ったらいいのかさえわからず、ストレスでしばらく、何もする気がなくなりました。
ん~、それからね、私、この事故のこと、親に2年ぐらい言わなかったんですよ。20歳になるまで。今でも、それが良かったのか悪かったのか、わかりません。でもね、私はこの事故のことで、親に助けてもらおうとは思わなかったんですよ。奨学金をもらってましたからね、お金のことで親に心配かけたくなかったんです。それから。「もう大人だから!」っていうへんな意地もあったんですね。でも意地だけでは社会に通用しませんでした。当時私は18歳、大人ではありませんでした、いろいろ書類に「大人」のはんこやサインが必要だったんです。でも、どうしても、親に知らせたくなかった。そこで私がしたことは…大学の20歳の先輩に、保証人としてサインしてもらうことでした。そして、その人は、今の、私の夫です。
おとなの階段上る 君はまだ シンデレラさ
幸せは だれかが きっと 運んでくれると 信じてるね
少女だったと いつの日か 思うときが 来るのさ
これは、1983年にリリースされた「想い出がいっぱい」という曲です。古い曲ですが、まだ高校の卒業式で歌われてるらしいですね。10代のころは、大人になるのが目標で、大人になったら、楽しいことばかりだと思ってるだろう?でも、つらいことだって、これから、たくさんあるんだよ、って、この歌は教えてくれてるみたいです。
わたしはさ、でも、自分のことを、シンデレラだと思えるのは、若いときしかないと思ってます。だから、どんどん上っちゃえばいいと思いますよ。靴が脱げても、12時の鐘がなっても。そして、その後の長ーい人生送ったほうが、後悔しないんじゃないかな。
このポッドキャストを聞いてくださってるみなさん。若い人は、どうぞ、突っ走っちゃってください。たとえば、日本に行きたいなら、ともかく行ってみる!ってね。お年を召した方は…そうですね、気持ちさえ若ければ、いつだって18歳ですよ。