1. 「うまくいかない」を言語化しよう

(このページは山形大学人文社会科学部の学生を想定しています。)

プログラミングの授業では,「なぜだかよくわからないのですが動きません」というメールがくることがあります。動かないプログラムが添付されていることもあるのですが,それだけの情報だとアドバイスができません。

ただ,「うまくいかない」を言語化してもらえれば,解決策を呈示できる場合もあります(プログラミングは悩みながら解決することも醍醐味なので,あえて呈示しないことも多いです)。そこで,何を言語化して欲しいのかについて挙げてみます。

2. 何をしたのか?

プログラミングでは,ある段階まではうまく動いていたのが,何かを追加する(または削除する)ことでうまく動かなくなることが多いと思います。その「何をしたのか?」の状態が重要です。

例えば,空白の画面を呈示するプログラムでさえ動かないのであれば,lab.js Builderのサーバーの問題,実行するPCの問題,ブラウザの問題等が考えられます。この場合は,プログラムをいくら書き直しても動きません。

次に,プログラムの特定の段階(例えば画像を画面に呈示するのみ)までは動いていたのが,「反応キー」の設定をした途端に動かなくなったのであれば,「反応キー」の設定の問題が考えられます。

3. どんな状態なのか?

うまく動かない状態にもいろいろあります。「Loading Experiment」と表示されて先に進まないのか,空白の画面が呈示されるのか,そもそもプログラムが実行できないのかによって考えられる原因が変わってきます。現在の状態を言語化して伝える必要があります(画面の写真を撮影して添付するというのも有効です)。

4. Webコンソールにはどのように表示されるのか?

以下に,「Webコンソールの表示の仕方」をまとめていますので,どのようなエラーメッセージが表示されているのかを調べて,出来ればメール本文にエラーメッセージを貼り付けてください。

ウェブコンソールを使おう

5. どこまで調べたのか?

プログラミングでうまく動かない場合に,インターネットで検索することで解決方法を見つけることができる場合があります。以下に「ブラウザまたはlab.js授業用ページでの調べ方」についてまとめていますので参考にしてください。

検索エンジンまたはlab.js授業用ページで調べてみよう

6. チュートリアルは最初から受けたのか?

チュートリアルの演習課題のページのコードをコピー&ペーストしただけでは動かない場合もあります。一度,チュートリアルを最初から見直してみてください。