感、p298

インフルエンザ、インフルエンザ様疾患 概念 インフルエンザ influenza は、急激な発熱、咽頭痛、全身倦怠感、関節痛などを主症状とする熱性疾患であり、冬季に流行する。インフルエンザ様疾患 influenza-like disease では、インフルエンザとは診断されず、原因が不明であるが、インフルエンザ様の症状を示すものを総称している。インフルエンザ様疾患の原因はインフルエンザウイルス(Influenza virus)が原因である。インフルエンザ様疾患の原因はインフルエンザウイルス以外のウイルスが原因となる。 症状 発熱・咽頭痛を主症状とし、全身倦怠感や関節痛に加えた全身的随伴症状が出現する。発症は急激であることが多い。 診断 流行時期、典型的な症状であれば、インフルエンザである可能性が高い。インフルエンザウイルス抗原検査を定性的に検出する、簡易迅速診断キットも市販されているが、必須の検査ではない。 治療 発症後48時間以内であれば抗ウイルス薬の使用が、有症状期間を1~2日短縮するとされている。必ずしも抗ウイルス薬の投与治療は必要ではなく、3~10日程度で自然軽快する。乳幼児と高齢者では、インフルエンザ発症後に肺炎などを合併することがあり、重症化しやすいため、注意が必要である。 国内では、経口薬(オセルタミビルリン酸塩、バロキサビルマルボキシル)、吸入薬(ザナミビル水和物、ラニナミビルオクタン酸エステル水和物)、静注薬(ペラミビル水和物)が使用可能である。