ユーザーさんから「どうしたらいいと思いますか?」とアドバイスを求められる場面は少なくありません。こういったアドバイスなど、自分の意見を言う場面では、特に発言に気を付けて頂きたいと思います。

アドバイスを求められたときに気を付けてほしい3つのポイント

①重大な影響を及ぼす選択に対しては具体的な指示をしない

ユーザーに大きな影響を及ぼす可能性がある、ユーザーにとってリスクや危険のある選択についてアドバイスを求められた場合は、具体的な指示を避けてください。

例えば、次のようなものが該当します。

<aside> ⚠️ ユーザーの環境や人生を大きく変えうる選択 「学校/仕事を辞めようと思っている」

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<aside> ⚠️ リスクや危険のある選択 「人生逆転の為にギャンブルに全財産を突っ込もうかと思っている」 「風俗でバイトしようと思っている」

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こういった事柄へのアドバイスを求められた場合は、自分の意見は伝えず、何故そういった考えに至ったのかということや、そのことについてどう思っているかなど、ユーザーさんの気持ちの方に焦点を当てて会話を続けてください。

②一方的な意見の押し付けをしない

ユーザーさんの話を聞いていると、明らかに適応的でない(間違っている)考え方や意見を持っている人もいます。そういった人に対して、つい一言言ってみたくなったり、正しい考え方に直してあげようとする気持ちが湧いてくることもあります。

しかし、決して一方的な意見の押し付けをせず、ユーザーさんの気持ちに寄り添うことを第一に考えてください。ユーザーさんに自分の意見を伝えるときは必ず**アイ・メッセージ(私は~だと思う)**を心掛け、「だから〇〇しないと」「〇〇すべき」のような断定的・一方的な意見の押し付けになってしまわないよう、十分注意してください。

③自分の体験談になってしまわないようにする

アドバイスをする際、自分の体験したことに照らし合わせてアドバイスをすることもあると思います。それ自体は構いません。ただし、アドバイスの内容は自分の体験から得たものだったとしても、自分の体験であることを伝える必要はあるのか、ということを一度考えてみてください。

多くの場合、「私の体験」であることを伝えなくてもユーザーさんに伝えることはできます。「私」が主語になる発言は最低限になるよう、意識してみてください。

<aside> 🙅‍♀️ 良くない例 ユーザーさん「志望会社に落ちて落ち込んでる。どうしたら立ち直れるかアドバイスがほしい」 せんぱい「私も同じ体験したから気持ちがわかります!私の場合、〇〇をして…」

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