

https://www.youtube.com/watch?v=unuuhlbGDic
🌱🔬「フッ素(フッ化物)」は自然界に広く存在しますが、現在私たちが口にする飲料水や工業製品に入っているフッ素化合物の多くは、
リン酸肥料の製造過程で出る副産物(廃棄物) から取り出されたものです。
🏭 背景:フッ素と肥料産業
リン酸肥料の製造リン鉱石(リン灰石)を硫酸で処理してリン酸を作ります。
このとき副産物として「フッ化水素」「六フッ化ケイ素」などの フッ素系ガス が大量に発生します。
かつては有害廃棄物これらのガスは大気汚染・健康被害をもたらすため、
工場は長らく「有害廃棄物」として処理に困っていました。
再利用としての“フッ素利用”20世紀半ばから、この副産物を加工して
「水道水フッ素添加」や「歯磨き粉の成分」「アルミ精錬」「冷媒ガス(フロン)」などに利用する流れが広がりました。
→ つまり、“有害廃棄物”を「リサイクル」して利用する形になったのです。
⚖️ 論争点 賛成派(公衆衛生の立場) 水道水フッ素化は虫歯予防に役立つ。 廃棄物の再利用として経済的。
反対派(環境・健康の立場) 産業廃棄物を人間に摂取させる形になる。 過剰摂取によるフッ素症、骨や甲状腺への影響が懸念される。
本来なら「危険廃棄物」として処分すべきものを“安全”とラベルして利用しているだけ。
🌍 まとめ フッ素は自然にも存在しますが、私たちが日常的に接するフッ素製品の多くは、リン酸肥料産業の副産物(本来は廃棄物) です。「肥料の廃棄物をリサイクルしたもの」と表現すると正確です。