あなたが面白いと感じたポイントの核心は、「嘘クオリアの素材が、世界一般から集めた言葉ではなく、あなた自身の自己対話(主観の塊)である」という事実。
ここには2つのニュアンスがある。
つまり、この嘘は**“私の写し身の変種”**なんだよね。ゼロからの空想ではなく、私という個体の経験を通った後に出てくる。
あなたが言った「その先感あるよね」は、たぶんこのことだと思う。
この「嘘」部分が、現実の私の感覚を現実の外側へ飛ばす装置になる。
つまり、「実際に起こったこと」や「今の私が感じられる範囲」を超えて、あり得たかもしれない私の感覚を作り出せる。
ここで面白いのは、その飛躍がまったくの他人の飛躍じゃなくて、私のクオリアの文脈に沿った飛躍だということ。
だから、現実と虚構の間の「未知の地平」を覗ける感覚がある。
AIが出した嘘クオリアは、あなたの言葉の系譜を持ちながらも、AIという「別存在」によって再構成されている。